コクワガタ

Photo: Satoshi Kakumoto

Photo: Satoshi Kakumoto
 「先輩!!デジカメを貸してください!!!」
 後輩がコクワガタを連れて研究室に入ってきました。たまたま見つけたそうです。
 気がすむまで写真を撮り、逃がしてやりました。クワガタが見つかるなんてもうすっかり夏ですね。

 ●ここでクワガタムシについてちょっと勉強してみましょう。
 日本にいるクワガタムシの仲間はおよそ35種です。
 写真のコクワガタはクワガタムシの仲間で、体長が約45mmになります。
 クワガタムシはクヌギ、シイ、クリなどの朽ち木に産卵し、マツ、スギなどの針葉樹の朽ち木にはほとんど産卵しません。
 クワガタムシの幼虫の時期は二年以上で、成虫になってからも2〜3年くらい生きるものもいます。カブトムシは成虫になってからは60日くらいしか生きることができません。
 クワガタムシは夜行性で朝がやってくると木のすき間などにもぐって眠ります。カブトムシも同じく夜行性なのですが、朝がくると落ち葉や腐葉土にもぐって眠ります。