アイランドボールのルール
         奈良教育大学運動学研究室

 

1.ラケットは卓球のもの。ボールはラージボールを使用。
2.アイランドボールは卓球と同じようにサーブとリターンのプレーのゲーム。
3.ゲームはミスするたびに持ち点が減る減点方式。
4.3人の中で、誰かの持ち点がゼロになるか、ミラクルホールにリターンボールがホールインするとゲームオーバーになる。
5.アイランドボールではプレーヤーをボーラーと呼ぶ。

 [サービスの基本]
1.サーブは自分のアイランドにワンバウンドさせ、サーフバー(ネット)に触れないようにして自分以外のアイランドにバウンドさせなければならない。サーフバーに触れなければバーの上を越えても、下をくぐっても、横を通ってもかまわない。
2.サーフバーに触れて自分以外のアイランドにバウンドした場合は、サーブはやり直し。

3.左右の相手のどちらにサーブをだしてもよい。

[リターンの基本]
1.リターンは自分のアイランドにワンバウンドしたボールをラケットで打って、自分以外のアイランドに直接バウンドさせる。
2.このリターンはサーフバーに触れてもかまわない。バーに2回以上連続してバウンドしてもかまわない。
3.左右どちらのアイランドにリターンしてもよい。

[ゲームの流れ]
1.1ゲームは3セットで構成され、各セットの最初にそれぞれのボーラーに10ポイントのプレーポイントが与えられる。(ボーラーの人数、時間の制限等で、7ポイント、5ポイントとしてもよい。)
2.セットの最初のサーバーはじゃんけんにより決定する。
3.サーバーはサーブを出す体制に入る前に自分の残り点を宣告し、次のサーバーから順に自分の残り点を宣告して、他のボーラーにわかるようにする。サーバーはそれを聞いて確認してからサーブする。
4.
サーブは1プレーごとに時計回りに交代していく。
5.
正しいサーブやリターンが行われなかった場合、そのボールを打ったボーラーのミスとなり、プレーポイントを1点失う(減点1)。
6.
1セットが終了したら、勝者はそのままのアイランドで、他の二人のボーラーは左右を入れ替わる。

 [ゲームの決着(勝負)]
1.誰かのプレーポイントがゼロとなった時点で、セットオーバーとなる。このとき最も多くのプレーポイントを保有しているボーラーが勝者となる。同点の場合は差のつくまで延長。
2.リターンしたボールがミラクルホールにホールインした場合は、プレーポイントには無関係にその打球をホールインさせたボーラーの勝ちとなる。<アイランドボール独特の一発逆転ルール>
3.誰かのプレーポイントがゼロになった時、他の2人が同じプレーポイント(同点)を持っていたときには、差がつくまでプレーは続行される。このときプレーポイントがゼロのボーラーも参加できるので、もしもゼロのボーラーがホールインさせればプレーポイントゼロでも勝つ可能性がある(このとき同点者はじゃんけんで決着)。
4.3セットで3人が各1勝した場合には、エキストラセット(3ポイント)で決める。

[こんな時はミスです]
1.自分のサーブで、ボールがミラクルホールに最初に自分や相手のホールに直接入ってしまったとき、自分のミス。(最初は警告/やり直し、次から減点。)
2.相手のボールが自分のアイランドにバウンドする前に、打ってしまったとき。
3.
自分のアイランドにバウンドしたボールを、ラケットで返球できなかったとき。
4.
自分の打球が相手のアイランドでホールインしたが、誰も触れないのに飛び出した時は打った自分のミス。
5.
エッジボールは打った人のミス。つまり、サーブでもリターンでも、打球がアイランドの周囲やミラクルホールの周囲の角や側面にあたってイレギュラーバウンドした場合は、そのボールを打った人のミス。但し、エッジボールはラケットに当ったときインプレーとなる。要注意。

[ダブルスでのプレー]
1.ダブルスは、各アイランドにボーラーが二人ついてプレーする。どちらのボーラーがサーブを出してもかまわない。どちらのボーラーがリターンしてもよい(テニス型)。

 [楽しくプレーするために]
1.アイランドボールは各ボーラーが持っているプレーポイントによって作戦が大きく変わります。サーバーがサーブを出す前に、自分のプレーポイントを声に出して正しく申告しよう。アイランドボールはミラクルホールインを最も価値あるプレーと考えます。ミラクルホールインした場合、勝者をたたえてみんなで「アイランドボール」とエールと拍手を送りましょう。実現者は好きなパフォーマンスでうれしさを表す。
2.両手にラケットを持つルールも工夫しても良い。
3.
手のひらにラケットを張り付けてもよい。

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