「身近なカエル・ヘビ」の本文や図を作るのに用いた本などをあげます。
　両生類・爬虫類についてもっと詳しく知りたい方は、これらの本を読むといいでしょう。多くの本は図書館に行けば見ることができるでしょう。

参考文献（本文に用いたもの）

• 松井孝爾．（1976）「カエルの世界」平凡社カラー新書43．
• 松井孝爾．（1985）「日本の両生類・爬虫類」小学館．
• 千石正一編．（　　）「原色両生・爬虫類」家の光協会．
• 種村ひろし．（　　）「カエル」講談社．
• 市川　衛．（　　）「蛙学」裳華房．
• 環境庁編．（　　）「日本の重要な両生類・爬虫類の分布」大蔵省印刷局．
• 大阪市立自然史博物館　解説書「大阪の自然　生物編」
• 大阪市立自然史博物館　解説書「日本の両生類と爬虫類」
• 柴田保彦．「近畿地方のヘビ」（兵庫の自然　Vol.8　�ｂP）

上記以外の参考文献

＜飼育について＞

　飼育について書かれた本を紹介しておきます。

• 岡田要 監修．(1986)「完全図解　生きものの飼い方全書」東洋出版．
  　大はクマから、小はプランクトンまであらゆる生きものの飼い方を図入りで解説しています。両生類・爬虫類もていねいな解説があります。

• 日高敏隆 監修．(1984)「ちいさな いきもの くらしとかいかた」ひかりのくに．
  　池や川、海沿いで採集できる小動物の飼育観察についてカラーイラストと生態写真をたくさん使ってわかりやすく解説しています。小学生以上向きです、漢字にはふりがながふられています。大人が読んでもわかりやすくてためになります。

• 千石正一．（1991）「爬虫両生類飼育図鑑−カメ・トカゲ・イモリ・カエルの飼い方」マリン企画．

• 高田栄一．（1991）「爬虫類とつきあう本」朝日ソノラマ．

＜両生類一般＞

• 松井正文　著．(1996)「両生類の進化」東京大学出版会．
  両生類の進化についての最新の知見を紹介した書物です。
  

＜イモリ、サンショウウオについて＞

• 碓井益雄　著．(1993)「イモリと山椒魚の博物誌」工作舎．
  蛙との血縁、イモリの呪術、山椒魚料理の話、アホロートルの幼態成熟についてなど、古今東西の博物誌や発生学の話題を網羅してます。
  

＜カエルについて＞

• 古出俊子．（1980）「オタマジャクシを調べる」さ・え・ら書房
  　オタマジャクシの飼育・観察をとおして、小学生の子供達と先生がいろんな謎について考えていきます。その過程が詳しく紹介されていて、わかりやすく、おもしろい本になっています。

• 前田憲男・松井正文．（1989）「日本カエル図鑑」文一総合出版．
  カエルにつて調べたければ、この図鑑です。ただ高価な図鑑ですので、個人で購入するには相当な覚悟が必要でしょう。図書館などでご覧下さい。

• 石居進　著．(1997)「カエルの鼻　たのしい動物行動学」八坂書房．
  ヒキガエルはどうして毎年同じ池に産卵しにくるのか、変態した子ガエルが上陸するとき池の北側に偏って上陸するのはどうしてなのか、などなどヒキガエルの行動の不思議に迫ります。謎を解いていく過程がわかりやすい文章で書かれてあり、行動学の研究が楽しく理解できるのではないかと思います。裏表紙のカバー写真（３枚組、メスを巡る２匹の雄の戦い）は傑作で、一件の価値があります。

• 奥野良之助　著．(1995)「金沢城のヒキガエル　競争なき社会に生きる」どうぶつ社．
  ニホンヒキガエルの生態について書かれた本です。日本生態学会誌に掲載された論文がもとになっています。ニホンヒキガエルの生活史について活動の条件、繁殖生態、寿命などの研究成果がまとめられています。

＜カメについて＞

• 高橋泉　著・三上昇　監修．(1997)「カラー図鑑　カメのすべて」成美堂出版．
  世界のカメ124種をカラー写真と共に解説。カメの科学から博物誌、飼育法について詳しく紹介されています。

• 石川良輔・矢部隆．（1994）「うちのカメ−オサムシ先生カメと暮らす」八坂書房．
  　オサムシの研究者としても有名な著者がクサガメとの生活をつづった本。巻末のカメの生物学的な解説は矢部隆さんが書いていて、非常によくまとまっています。

• 増田戻樹．（　　）「カメのくらし（科学のアルバム）」あかね書房．

• 杉浦宏・夏目尚吾．（1994）「みんながしらないカメの話（童心社小学生ブックス）」童心社．

• 内田至・田沢梨枝子．（1985）「カメを飼ってみよう（やさしい科学19）」さ・え・ら書房．

• 金尾恵子・内田至．（1986）「いしがめ（かがくのとも傑作集）」福音館書店．

• 内田至・金尾恵子．（1988）「こうら（かがくのとも傑作集）」福音館書店．

• 七尾純・小田英智・久保秀一．（1979）「カメ（カラー自然シリーズ29）」偕成社．