クヌギ(橡)         Quercus acutissima         ブナ科                          
冬なのではだかですが…

雄花花序
果実


 4月〜5月にかけて花を咲かせる落葉高木で、高さは15mくらいになります。原産は日本、朝鮮、中国などです。
 
 雄花は黄色く房状にたくさんぶら下がりますが、雌花はとても分かりづらく、葉の付け根の小さくちょこんと赤いのが雌花です。
 構内には奈教の主のように、吉備塚のところに巨木となってどしんとかまえています。春には散った雄花で道が茶色くなり、秋には黄色く紅葉し果実が実り、冬の初めには茶色くなり散った葉っぱのじゅうたんで道がおおわれます。
 
 葉はきょ歯(縁のとげとげの部分)がとがっていて細く、葉の先端がねじれているものが多いです。
 果実はとげとげ帽子をかぶったどんぐりです。クヌギのドングリは殻斗(帽子の部分)が特徴的です。
 
 薪炭材として使われたり、シイタケ栽培のほだ木に利用されています。
 構内で他にドングリをつけるものは、アラカシシラカシウバメガシがあります。
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