ユリノキ(百合の木)        Liriodendron tulipifera       モクレン科                          



花粉と柱頭

大きい木の幹
スケールは10cm

小さい木の幹
スケールは10cm

紅葉
 5月〜6月にかけて花を咲かせる落葉高木です。高さは約20mほどになり、原産地は北アメリカです。
 
 ユリノキの花を見て「何かどこかで見たことがるような…。何かに似てるような…」と思う人もいると思います。
 春に花壇で似たような花を見た人いるんじゃないかな。…そう!『チューリップ!!』似ていると思いませんか?!
 ユリノキはチューリップに似ている花をつけるので、「チューリップツリー(tulip tree)」と呼ばれているそうで、他にもいろんな名前があります。
 葉の形がやっこ凧に似ているので「ヤッコダコノキ」、また、すもうの行司さんの持っている軍配(ぐんばい)にも似ているので「グンバイノキ」、寒いときに着る半纏(はんてん)にも似ているので「ハンテンノキ」などと呼ばれているそうです。
 秋には黄色く紅葉します。
 
 大きい個体の幹と小さい個体の幹とでは樹皮の模様が少し違いました。けれども、ユリノキは樹皮が縦に裂けるようです。
 フウイチョウと並び、ユリノキは生きている化石といわれています。新第三期(2600〜200万年前)の地層から葉の化石がよく見つかるそうです。
 
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