第10回奈良教育大学博物館実習成果報告展-私たちの暮らしと文化- 公開日  :  2020-12-17 18:13

教育資料館

第10回奈良教育大学博物館実習成果報告展-私たちの暮らしと文化-

はじめに

この展覧会は学芸員をめざす学生が自ら企画し展示したものです。今年で10回目を迎えます。本展は奈良教育大学の教育資料館で開催する予定でしたが、コロナ感染拡大の状況下で公開を断念せざるを得ませんでした。そこでデジタル展覧会とすることにしました。
協力いただきました皆様に感謝申し上げます。
今回は4つのコーナーで構成されています。コロナ感染やプラスチック削減問題と今の問題から暮らしを見る視点と、私たちの文化を形作るともいえる漢字のルーツを追う視点と興味深い内容となっております。

I 疫病と共に追う奈良・日本の文化史
今年はなんといっても新型コロナの出現です。これによって社会も、生活も一変しまし た。とまどうばかりですが、こうした疫病に見舞われるのはもちろんこれが最初ではありません。むしろ人は疫病と闘い、乗りこえてきました。今一度この日本の疫病の歴史と文化を知ろうとしています。


展示風景

疾病1 疾病2 疾病3
疾病4 疾病5 疾病6
疾病7 疾病8 疾病9
疫病と共に追う奈良・日本の文化史

II マスクと私たち~マスクと共に生きる~
この新型コロナが流行している現在を未来でふり返るとすれば、皆がマスクをしている風景がまず出てくるのではないでしょうか。この非日常的なことが日常化した現状をマスクに焦点をあてて考えます。

展示風景

マスク1 マスク2 マスク3
マスク4
マスクと私たち?マスクと共に生きる?1 マスクと私たち?マスクと共に生きる?2

III PET の世界
レジ袋有料化も今年の動きを表しています。地球規模の環境変化は無視できなくなってきています。こうした動きの中でプラスチック削減の取り組みがなされています。ここではペットボトルを取り上げて環境問題に興味を持ってもらおうとしています。

展示風景

PET1 PET2 PET3
PET4 PET5 PET6
PET7

IV 漢字の変遷~甲骨文字から楷書まで~
普段使っている漢字ですが、その起源まで考えることはあまりないのではないでしょうか。社会生活になくてはならないもので、私たち日本人の思考方法にも影響を与える漢字という存在を見直そう。こういう発想も、コロナ流行で家にいることが多くなったことが影響しているのでしょうか。漢字がどこから生まれ、どのように変化して、現在の形となったのか。拓本など実際の資料で詳しく解説します。

展示風景

漢字1 漢字2 漢字3
漢字4 漢字5 漢字6
漢字7 漢字8 漢字9
漢字10
漢字の変遷?甲骨文字から楷書まで?

展覧会図録

開催日時

令和2年(2020年)12月19日(土)~令和3年1月21日(木)

 

展覧会に関するお問い合わせ先

金原 正明(奈良教育大学 理科教育講座)
TEL:0742-27-9190

最終更新 : 2022-03-17 17:11