神仏への信仰は、神像・仏像やその銘記により具体的な形をとります。模造(レプリカ)や拓本、写真によりその造形は写され、模(うつ)され、あるいは移されることにより、時空の広がりを持ち、伝えられてゆきます。鎌倉時代に滋賀・日吉大社神像の像容を写した愛知・日吉山王社の山王神像(聖真子)をはじめ、初公開の奈良教育大学蔵品を含めた拓本・拓本模写・石膏像(3Dプリンターによるレプリカを含みます)・写真により、うつし伝えられた神仏への信仰を展示公開します。とりわけ拓本模写により、銘記の手本となった筆跡に復元的に肉薄することで、うつされた神仏・信仰の始原を体感していただこうと思います。
令和5年(2023年)2月7日(火)~10日(金)
10時~17時00分(最終日は13:00まで)
奈良教育大学教育資料館
(奈良教育大学構内:近鉄・JR奈良駅から奈良交通市内循環バス「高畑町(奈良教育大学)」下車すぐ)
山岸公基(奈良教育大学美術教育講座)
TEL: 0742-27-9221
メールアドレス:yamagisi[@]cc.nara-edu.ac.jp ※[@]を@に置き換えてください