奈良教育大学附属小学校は、我々奈良県で教育に携わる者にとって、唯一無二の存在であって、他の公立学校がお手本にする存在であると、公立教員であった私自身はこれまで考えてきました。しかし、校長として4月に赴任し、毛筆指導、道徳、外国語などが不十分であることや、職員会議の決定権が強く校長の権限を制約していることなどに疑問を感じました。その改善に向けて職員会議に提案や指示をすることで本来の姿を取り戻したいと努力しましたが、私自身の力不足によりその改善を図ることは出来ず、今回このようなことになってしまいました。保護者・児童の皆様、関係者の皆様には、心よりお詫びを申し上げます。
本校の教員は子どもに対して実に丁寧にきめ細かく指導していたことは間違いなく、驚くほど前向きに自分の言葉で話せる児童が多いことも事実です。今回、このようなことになり、保護者・児童の皆様の信頼を失うことになってしまいましたが、今後は、法令遵守を心掛けることを大前提とする中で、職員一丸となって地域のモデルとなるような研究を進める優れた小学校をめざし、一から努力を重ね皆様の信頼を取り戻す所存です。
令和6年1月17日
奈良教育大学附属小学校長 小谷 隆男
【報告書】
奈良教育大学附属小学校における教育課程の実施等の事案に係る報告書(PDF)
【卒業生への対応】(令和6年1月19日更新)
卒業生及び保護者の皆様へのお詫び並びに回復措置について(PDF)
※ 回復措置のお申込み受付は、5月頃開始を予定しています。今後ホームページ等においてお知らせいたします。
【相談窓口】
本件に関する相談窓口: 0742-27-9312
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