教室のろうかに掲示されています。鉛筆を持つのと反対の手をしっかりと見て描いたがんばりが、どの絵からも伝わってきます。
5本の指の長さや並び方、特に親指から人差し指のつながり方が他の指のそれとは違っているところが気づきのポイントの一つ。関節や手のひらのしわが細かく描かれているのも中学年らしいなぁと感心します。はだの色も一人ひとりちがえば、ひとつの手の中でも違う部分があることに気づくのも、じっくり見ているからです。
「この手で機械をつくりたい」「なんでも動かす手になりたい」「えんぴつをぎゅっと持つ手」「この手でいっぱい友だちをつくりたい」。
子どもたち一人ひとりのがんばりや願いがこめられている手。どの手も希望をもった今を生きる頼もしい手です。