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身近なものからイメージを広げる絵画制作

狩野 宏明(かの ひろあき)

古来、人間は様々な主題の絵画を制作してきました。西洋においては、宗教世界を主題とした「神話画」や「宗教画」、また、国王や貴族の「肖像画」、経済力を持った市民たちが注文した「風景画」や「静物画」も主要な主題でした。さらに画家たちは表現を求め、文学や実際の戦争や事件などを主題として、人間の深い感情や精神世界を描くことを試みました。このような主題の探求は、絵画独自の表現を追及することを促し、抽象的な形態と色彩による作品や、現実とは異なる光景を描いた作品などを生み出しました。
そして、現代においては、絵を描く際に何を主題とするかを制作者は自由に考え決定することができます。しかし同時に「いったい自分は何を描けばいいのか」という問題も生じます。
自身の中にある漠然とした感情やイメージを、豊かに広げて絵を描くためにはどうすればよいかを解説します。

発行:2016年2月29日

狩野 宏明(かの ひろあき)

著者:狩野 宏明(かの ひろあき)
2010年 筑波大学大学院 人間総合科学研究科
      博士後期課程芸術専攻修了(芸術学博士)
2010年~2012年 文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として
      フィレンツェ(イタリア)に滞在
2012年 筑波大学 芸術専門学群 非常勤講師
2013年 奈良教育大学 特任准教授
2014年 同准教授
2022年 同退職