高度理系教員養成 情報センター

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6つの取組内容

取組6

研究大学博士課程の在学生、修了生を対象とする「高度理系教員養成プログラム」の共同開発

事業成果指標

【事業概要】

本プロジェクトは、高度な知識・技能を身に付けた研究大学の博士課程の学生及び博士既取得者を対象に、現代の学校現場にふさわしい教員としての能力を育成するプログラムを、三教育大学協働で開発・実施するものである。

 

【具体的な事業成果指標(平成29 年度末目標)】

1.博士人材向け教員能力開発プログラムの開発。(補助事業期間において、基盤のプログラムに新たに5件以上の新規項目を追加改善して完成させる。)

2.本プログラムに実施により、地域の理科教育に指導的役割を果たす教員の輩出。(年間約2名程度の修了生輩出。)

事業の進捗状況



【特筆すべき取組事項】

〇 上記1についての実績の具体

(1) 平成24年度から、学習履歴保存と受講生との連絡強化のため、電子ポートフォリオを導入し、活用した。

(2) 本事業は大阪府教育委員会との連携事業でもあることから、平成25年度採用試験から、本プログラム修了者に対し特別措置をして頂き、現在は10点の加点を受けることとなった。なお、一般に教育委員会が特定の大学のプログラム修了者に特別措置をすることはまれであり、大阪府教育委員会としては初めての事例である。

(3) 平成25年度からは、附属天王寺のSSH事業でのアジアスタディーと連携して、アジアにおける科学教育強化校との交流を通じ、日本との比較検討を行えるシステムを開発した。

(4) 平成27年度に、修了生とのネットワーク強化と本プログラムの社会的位置づけの確認のため、受講生も参加し3研究大学の教育担当理事出席のもとシンポジウムを開催し、70名余の参加者があった。

(5) 平成28年度には、京都教育大学と連携したアクティブラーニングに関する連続ゼミナールを行った。また、同年度に、大阪府下のSSH校等の科学教育強化高校のネットワークである大阪サイエンススクールネットワークとの間で連携協定を締結し、課題研究に対する研究を開始し、本プログラムの修了生は課題研究の担当になることが多いことから、成果を本プログラムのセミナー等で今後活用の予定である。

(6) 平成28年度からは、修了生とのネットワーク活用・強化のため、外部機関等と連携し「サイエンスカフェ」を開催した。「サイエンスカフェ」とは、先端の科学者との対話を通じて科学と社会のつながりを推進するものであり、本プログラム修了生もこの様な活動に関与することで、期待される資質の向上につながるものである。

 

〇 上記2についての実績の具体

これまでに開発プログラムを受講した補助期間内の16名の修了者のうち13名が、大阪を含めた各地において、国、公、私立の学校現場で活躍しており、平均年2名以上となった。なお、他の3名は、化学会事務局、助教、採用待ち未定者である。

高度理系教員養成プログラム(旧名称:高度専門型理系教育指導者養成プログラム)
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