ICT活用能力向上 情報センター

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6つの取組内容

取組3

ICT活用能力を高めるためのテキスト、及びそれを用いた研修プログラムの共同開発

事業成果指標

【事業概要】

1.体系的・系統的な教員のICT 活用指導力向上のための教材群を開発する。

2.教員養成課程におけるICT 活用指導力向上に関する取組を実施する。

3.教員研修におけるICT 活用指導力向上に関する取組を実施する。

 

【具体的な事業成果指標(平成29 年度末目標値)】

1-1.体系的・系統的な教員のICT 活用指導力向上のための教材群の開発(テキスト・ビデオ教材40 本)

1-2. 教材群の公開と活用(インターネットによる公開と、学校現場・教育関係企業・大学への配布)

2. ICT活用指導力向上のための大学での活用と普及(奈良教育大学での教材群の活用、全国10 以上の大学への普及)

3. ICT活用指導力向上のための教員研修の実施(教材群を用いた校内研修や免許状更新講習(反転型含む)などを5回実施)

事業の進捗状況

【事業イメージ】

 

【特筆すべき取組事項】

1.体系的・系統的な教員のICT活用指導力向上のための教材群の開発

①京阪奈三教育大学の教員や附属学校教員,現職教員による文部科学省委託事業によって開発された「教員のICT活用指導力規準表」にもとづいた「教員養成・研修テキスト(情報教育)-ICT活用指導力UPのためのハンドブック-」(A4、259ページ)(以下、テキスト)の開発。

②上記のテキストを使った研修や授業を実施する先生を支援するために、テキストの章節構成に対応した概要版の動画教材や加工利用可能な提示教材(40種類)や、実際にテキストを使って研修を実施するためのモデル研修(10種類)などを開発。

以上の成果に基づいて、以下を実施した。

A) テキストの活用・普及の推進のために、奈良県教育研究所の出前研修や初任者研修では印刷版を配付・活用、他はインターネット上で配付した(全国教育委員会や現職教員、大学教員などから総計540件以上)。

B) テキストやモデル研修の検証のため、平成29年8月までに3回研修を実施した。

 

 

2.教員養成課程におけるICT活用指導力向上に関する取組

テキストは、三教育大学のほか、愛知教育大学、宮崎大学教職大学院、信州大学教職大学院、早稲田大学、兵庫教育大学、他6大学以上での教員養成課程で活用され、ICT活用指導力向上に寄与した。

奈良教育大学では、次世代型模擬授業教室、附属学校園ICT環境の整備及び先端的デジタル教材の開発のための機材設備などによりICT活用実践として、板書技法、デジタル教科書の比較分析や電子黒板上で操作した模擬授業の実施、ビデオ収録による振り返り活動を展開し、学生のICT活用指導力向上に取り組んだ。

また、学生によるICT活用支援のプログラムとして、外部講師も交えたテーマごとの勉強会の開催(平成25~27年度、計30回)や、学校現場でICT支援員と共に支援活動に従事するOJT型研修、三教育大学の学生同士の意見交換会(平成26~27年度、計3回)、奈良県内の学校現場でのスクールボランティア活動(平成27~28年度、計14回)、学生によるプログラミングや3Dプリンタの子ども向け公開講座(平成28~29年度9月、計8回)を実施した。

 

3.教員研修におけるICT活用指導力向上に関する取組

① 奈良県教育委員会と連携した研修や、京都府・大阪府・奈良県内でのICT活用指導力向上のための研修を実施した(平成26年度~平成29年度8月:26回)。

② 小中学校での奈良県立教育研究所の出前型研修を実施した(平成28年度:67校)。

③ テキストを活用した教員免許状更新講習を実施した(平成26年度~平成29年度8月:奈良県、東京都:15回)。

④ テキストを活用した学校図書館司書教諭講習を実施した(平成26年2回、平成27年1回、平成28年1回、平成29年1回)

⑤ テキストと「先生を“究める”Web講義」(本事業PJ2参照)の情報教育・情報モラルビデオを活用した反転型教員免許状更新講習を実施した(平成29年8月3日、他5回)。

⑥このほか,テキストをダウンロードした先生等によって各地域で教材群が活用された。

「教員養成・研修テキスト(情報教育)―ICT活用指導力UPのためのハンドブック―」のダウンロードはこちら


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