学び続ける教員サポート 情報センター

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6つの取組内容

取組2 

「学び続ける教員」をサポートするWeb講義システムを活用した「修士レベル対応学修プログラム」の共同開発

事業成果指標

【事業概要】

○「学び続ける教員」をサポートするWeb 講義システムを活用した「修士レベル対応学修プログラム」の開発と新たな教員研修手法の開発を行い、京阪奈三教育大学発の「Web 研修モデル」を構築する。

 

【具体的な事業成果指標(平成29 年度末目標値)】

・「先生を“究める”Web 講義」動画コンテンツ開発数 (60 本)

・「先生を“究める”Web 講義」受講登録者数 (700 名)

・コンテンツを用いた反転研修型教員免許状更新講習の試行 (3講座)

事業の進捗状況

 現職教員が日々の授業や日常業務を遂行しながら、現代的教育課題とその対応等を学ぶことができる修士レベル対応学修プログラム「先生を“究める”Web講義」動画コンテンツの開発に取り組んだ。

 三教育大学の教員が、現場の教員のニーズに即し、「現代的教育課題」「教育の基礎論理」「教科専門」「教科教育」に対応するコンテンツを開発し、利活用者や京都府・市教育委員会の意見・ニーズを反映し、PDCAサイクルに基づき各年度のコンテンツ作成を以下のとおり行い、修士レベル対応学修プログラムの共同開発を実施した。

 

「先生を“究める”Web講義」動画コンテンツ開発状況
年  度 コンテンツ開発(公開数) 登録者数
平成25年度 7本( 0本)  0名
平成26年度 8本( 7本) 117名
平成27年度 10本(15本) 229名
平成28年度 17本(25本) 483名
平成29年度 37本(79本) 708名

 

<利活用者の声・教育委員会のニーズ>

  • 聞き逃した部分を何度も聞くことができた。
  • いつでも、どこでも、学びたいときに、視聴出来るので時間を効率的に活用できた。
  • 課題研修や授業研究にも活用し、スキルアップにつながった。
  • コンテンツの内容については、教科指導、生徒指導、特別支援教育並びに学校経営・管理に関する講座への希望が高い。

 

【特筆すべき取組事項】

  • 利活用者からの意見を踏まえ、語りかけるスタイル以外のライブ型講義コンテンツの量的・質的充実を図った。
  • 教育委員会からのニーズを聞き取り、京都府・市教育委員会と連携・協働したコンテンツを作成した(上記中2本)。
  • 教育委員会と利活用者から特にニーズのあった教科教育コンテンツの充実を図った(同7本)。
  • 反転研修型の修士レベル対応学修プログラムを、各府・県・市町村教育委員会及び学校園での校内研修等の教材として広く活用してもらうため、『「先生を“究める” Web 講義」活用の手引き』を作成し、各教育委員会・学校園に配布した。また、学修プログラムを紹介する「プロモーションビデオ」を作成し、広報に活用しはじめた。
  • コンテンツを用いた反転研修型教員免許状更新講習を下記のとおり開設し、平成29年度は、奈良教育大学・京都教育大学の教員が連携・協働した講座を1講座実施した。また、Web講義を活用した反転研修型研修手法の導入により、当日の受講時間を短縮し1日で2講座の受講を可能にして、現職教員の負担軽減を図った。

   平成28年度(H28.8.11) 1講座 受講者数 15名

   平成29年度(H29.8. 3)  2講座 受講者数 38名(うち、6名が1日2講座受講)

  • 京都市教育委員会では、平成29 年度の十年期研修の選択講座で1回分(視聴+レポート)の受講として活用され、また、京都府教育委員会では、平成30 年度に実施する研修講座において活用することとなった。



反転研修型教員免許状更新講習受講者の声

・60分間という短時間でのグループ協議であったが、事前に動画による知識やレポート作成による思考があったので、深い学びができた。

・講習の内容について、集中して話し合えたので、非常にわかりやすかった。また、あらかじめ学習内容をビデオで見ていたので理解しやすかった。

・グループで、テーマを決めて話し合うことができ、大変参考になりました。 反転研修を始めて経験しました。ビデオについては、集中して観ることができましたし、アクティブ・ラーニングに意欲的に取り組むことができた。


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