ストラスブール大学アンドレア・ヤング博士の特別講演会を開催しました(2025年11月4日) 公開日  :  2025-11-12

Nara ISC/ 国際戦略センター(@奈良教育大学)

 11月4日(火)に、奈良教育大学においてストラスブール大学アンドレア・ヤング博士による特別講演が、国立大学法人奈良国立大学機構の国際戦略センター(Nara ISC)主催で行われました。「フランスにおける言語教育・教師教育―言語意識・複言語教育の視点から」と題した講演では、フランスの言語教育・教師教育に関する課題とそれに対する取り組みについて講演を行うことで、近年多言語化・多文化化する日本社会(地域・学校)における言語教育の課題への示唆を参加者が得ることを目的とし、実施しました。

奈良国立大学機構の榊理事長挨拶に続き、奈良教育大学吉村雅仁教授により本講座の趣旨、経緯、講師の紹介等がなされました。次に、アンドレア・ヤング博士による、フランス国内における言語状況、言語教育政策、教員養成の諸課題とそれらに対する取り組みについての講演がありました。また、フランスおよびヨーロッパでの取り組みで実際に使用される複言語教材の解説と体験的なワークショップが行われました。なお、講演・ワークショップは全て英語で実施されました。

 参加者は、榊理事長、鍵和田奈良国立大学機構国際戦略センター長、高田奈良女子大学長をはじめ、奈良教育大学、奈良女子大の教職員、大学院生、学部生、奈良県内の現職教員、他大学学生と多岐に亘りました。

 ワークショップにおいては、参加者個人の複言語能力を独自のイラストや色で表現する活動および、グループでの共有が行われ、所属機関、役職や専門等に関わらず、参加者がワークに積極的に取り組みました。

 事後のアンケートからは肯定的な意見が多く、教職員、学生にはもちろん機構外の参加者に対しても良い学びを提供する場になりました。また、ストラスブール大学との学術交流協定を基盤とする国際交流事業でありましたが、今後の学術交流をさらに進める良い機会ともなり有意義な講演会となりました。

 

特別講演を行うアンドレア・ヤング博士

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榊理事長と学生等とのグループワークワークの様子

 

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最終更新 : 2025-11-13 10:04