留学生科目「日本語コミュニケーション」受講生 15 名が附属小学校 5 年生の授業に参加し 、
母語と日本語で自国の昔話の読み聞かせを行いました 。
なお、本企画と併せて、本学図書館にて「のぞいてみよう。せかいのえほん」を開催し、さ
まざまな言語で書かれた各国の絵本(国際戦略センター所蔵)を展示しました(展示期間:
202 6 年 1 月 13 日(火)~ 2 月 13 日(金)、場所:奈良教育大学図書館 入口)。
[留学生の 振り返り ]
・ 絵本の朗読には、いくつかの中国語表現を取り入れた。全文を朗読した後、どの部分で中
国語を使用したかを学生に質問したところ、学生たちはほぼ正しく答えることができ、簡単
な中国語の擬声語をそのまま口に出して言える学生も見られた。学生たちが集中して朗読
を聞いていた様子が印象的であった。また、物語に登場する王様は、九色鹿を捕まえるよう
命じた後、最終的には保護する命令を下す人物であるが、王様に対して、学生たちはそれぞ
れ意見を持っていた。ある学生は「最終的に九色鹿を守る決定をしたとしても、捕まえるの
を命じたのは王様である」 と述べ、別の学生は「王様もやむを得ず命令を出したのであり、
必ずしも悪人とは言えない」と意見を述べた。これらの発言から、学生一人ひとりが自分な
りの観点を持ち、物語について考えていることが感じられた。
・児童 たちが話を聞いて興味を持ち、楽しんで聞いてくれたことに嬉しかった。特にオノマ
トペを真似したり、物語のクライマックスで楽しんだり、絵を見て笑ったことが印象に残っ
ている。よく知らない話でもやはり絵と共に見るとより理解しやすく、楽しく聞くことがで
きたように思う。私が語った昔話は韓国の代表的な勧善懲悪物語だったが、欲張りな兄が結
局過ちを反省し、心優しい弟と仲良く暮らすことになる。この結末に、結局仲良くなって良
かったと言う 子ども もいれば、自分が弟だったら許さなかっただろうという 子ども もいた。
他にも、昔話が「めでたし、めでたし」で終わるのは他の国も同じだと言った 子ども もいて、
いろいろな反応が出てくるのがとても面白かった。
|
お話のタイトル(母語) |
お話のタイトル(日本語) |
|
Aždaja i carev sin |
竜と王子 |
|
흥부와 놀부 |
フンブとノルブ |
|
三个和尚 |
三人のお坊さん |
|
小马过河 |
子馬の川渡り |
|
The Paper Bag Princess |
紙袋のお姫様 |
|
Pinocchio |
ピノキオ |
|
견우와 직녀 |
牽牛(けんぎゅう)と織女(おりひめ) |
|
白蛇传 |
白蛇伝(はくじゃでん) |
|
九色鹿 |
九色の鹿 |
|
Timun Emas |
黄金のきゅうり |
|
Nasreddin Hoca |
ナスレッディン先生 |
|
토끼와 자라 |
「トキ」と「ザラ」 (意:ウサギとスッポン) |
|
雪孩子 |
雪ん子 |
|
年兽 |
年獣 |
|
Koirien Kalevala |
犬の「カレバラ』 |
