留学生対象として後期に開講されている「日本語コミュニケーション」は、実践的に日本語を使用することで、日本文化に関する理解を深め、日本語の知識やスキルを伸ばしていくことを目的とした授業です。授業後半は、「奈良の伝統と現代」と題したグループでのプロジェクトワークを行いました。
「奈良といえば『伝統的なまち』」
本学の留学生のほとんどすべてが持っている印象です。
自国でも、奈良を始めとする日本の歴史や文化についてたくさん勉強してきている留学生ばかりですが、「その『伝統』が現代の人たちとどのように関わっているのか?」については考えたことが少ないようです。そこで、この授業では、奈良に留学したからこそ理解できることを探して、4つのグループに分かれインタビューやアンケートを含む調査を行いました。
そして迎えた成果の発表会の日。各グループで準備したパワーポイントを使って、みなさん分かりやすく発表することができました。今回のプロジェクトワークを通じて新たに生まれた疑問もあった様子です。残りの留学期間中も引き続きテーマに興味を持ち続けてくれることと思います。
<プログラム>
若草山のいろいろ
若草山チーム(ユジュン(韓国)、バグス(インドネシア)、ヨウ(中国)、ジソプ(韓国))
神さまと暮らす春日大社とその主人たち
いのしし組(バルバラ(ポーランド)、シロ(中国)、アンナ(ロシア)、レギナ(チェコ))
世界遺産、法隆寺
くだら観音(ソリナ(ルーマニア)、ジョナス(フランス)、プリリ(インドネシア))
奈良と外国人の関係
きずな(エミリー(フランス)、プリーティ(インド))