2016/7/29 留学生向け日本語クラスで詩を作りました。 公開日  :  2016-07-29

Nara ISC/ 国際戦略センター(@奈良教育大学)

2016/7/29 留学生向け日本語クラスで詩を作りました。

留学生用科目「日本語文献講読(言語)」の授業の一環で谷川俊太郎作「生きる」を読みました。

読解後、受講生がグループになって自身の「生きる」をテーマに詩を作りました。

何気ない日常の風景を切り取った留学生の「生きる」をご紹介します。

 

『生きる

いま生きているということ』

 

・それは 目標を達成するということ

 そして、失敗するということ

 

・新しい友だちをつくること

 その友だちにさよならということ

 

・しあわせのために

 悲しみを経験すること

【ソリナ&バルバラ】

 

 

・それは嬉しい時に笑うこと

 悲しい時に泣くこと

 

・それは夢を持っていること

 たまに予定をあきらめること

 

・それはおいしい食べ物を食べること

 ちょっと食べすぎてお腹が痛くなっちゃうこと

 

・それは友達と旅行すること

 一緒に迷子になること

 

・それは迷子になるということ

 見知らぬ赤ん坊のほほえみということ

 

・それは道で久しぶりにすれちがうこと

 すずしい空気で心が幸せになるということ

 

・それはお寺で感じるやすらぎのこと

 自分の間違いをわかってあやまるということ

 

・話がいっぱいあるけど、一人でさびしいということ

 それは亡くしたものがまた見つけて喜ぶということ

 

【マリア&プリーティー】

 

 

・それは梅雨の下に歩くということ

 青空を目指すということ

 

・それは宝を見付けるということ

 同時に何も持たずにいるということ

 

・それはにしが見えるということ

 自然に落ち着かれているということ

 

・それは世界を受け入れるということ

 無常さを知って、しずかに消えるということ

 

・それは真夜中に外歩きするということ

 きらめく星を眺望するということ

 

・それはおいしいご飯を食べるということ

 友達と時間を過ごすということ

 

・それは家族が恋しいということ

 新しい友だちができるということ

 

・それは朝日と共に起きるということ

 星空の下に眠るということ

 

【ジョナス&リコ&ヨウシヨ】

カテゴリ   :   活動レポート
最終更新 : 2022-02-24 11:13