（NHKニュースウェブ・奈良県のニュース2016年9月28日（水）よ り転載）
奈良で学ぶ留学生が犯罪や事故に遭うのを防ごうと、奈良市の大学で、留学生のための防犯教室が開かれました。警察が、奈良教育大学で開いた防犯教室には、中国やアメリカなどからの留学生の男女２５人が参加しました。
講義では、▼道を歩く時には、壁のある側にバッグを持って、ひったくりに遭わないよう注意することや、▼携帯電話を見たり、イヤホンで音楽を聞いたりしながら歩いていると、狙われやすく犯罪に遭う可能性が高くなるなど、身を守るための注意点を警察官が説明しました。
実演を交えた護身術の指導も行われ、正面から歩いてきた人物に急に腕をつかまれた場合は、大声で助けを呼びながら、手の平を下に向け、ひじを相手に寄せることで手をふりほどく方法などが紹介されました。
留学生たちも２人１組になって、指導されたことを実際にやってみて、とっさの場合にどう行動すればいいか学んでいました。インドネシアから来た留学生の女性は、「とても役に立つ話がたくさんありました」と話していました。
