日本語日本文化研修留学生、教員研修留学生、交換留学生18名が秋の日帰り学習旅行で近江八幡に行ってきました。
まず、水茎焼きの陶芸体験を楽しみました。真剣な表情制作に取り組んだ留学生たち。12月半ばの焼き上がりが今から楽しみです。お昼ごはんは「丁字麩」や「赤こんにゃく」など滋賀県の特産に舌鼓を打ちました。つづいて午後からは水郷めぐり。静かでゆったりとした時間の中で、俳句を詠みました(留学生の作品は記事の最後をご覧ください)。最後は近江八幡の歴史的な町並みの散策です。留学生はボランティアガイドさんの説明に熱心に耳を傾けました。
お天気を心配していましたが、当日はあたたかい日差しいっぱいの行楽日和。近江八幡の歴史や自然、そしてそれを大切に受け継ぐ人たちの心を学ぶ機会となりました。
<留学生の詠んだ俳句・短歌>
* カイツブリ あいたかったよ カモばっかり 【詠み人知らず】
* 葦の海 静かなれども 琵琶が弾き 【ミヒ】
* 秋の風 浮流の船に 心行く
*晴れる日の カルガモ泳ぐ 微笑みに 【ノヴィア】
*秋の鴨 すごくおいしそう 食べたいよ 【詠み人知らず】
*風かよふ 鏡に揺れる 葦枯れぬ 【呉暁睿】
*雲間から 陽光が落ち 細波や 【鄧丘涵】
*水面に 陽ざしの羽毛 揺らす船 【詠み人知らず】
*川の日 さむかったかぜ これはあき 【ジェフ】
*ちょっとさむい とてもきれいです ボートをのる 【アダム】
*びわこいく てんきさむいね ぼくやすむ 【アーロン】
*船の中 水がキラキラ のんびりや 【詠み人知らず】
*ゆれるふね 水郷めぐり 水の音
*かわやなぎ 水面映し ねむりかも 【パトリチア】
*鴨が鳴く 綺麗な景色 静心
*かもがなく きれいなけしき しずごころ 【ルーカス】
*渡り鳥、 商人のように 川に集まる 【ダミアン】
*積雪が 皆を清める 白皙に
*紅葉が 川に流され かなたまで
*最後の意 災厄を超え そなたへと
*笑みせずに 悲劇の続 死に抱きつ
*冴えよ生 闇に祝福 アマテラス 【詠み人知らず】
*やまのうえ おどってるさる すてきもり 【アリー】
*しずかです みずはおだやか たいせつな 【カービー】