2022/1/21「日本語教育論」を受講する留学生が「教職実践演習(幼小高)[国語]」の特別講義「外国人児童生徒等について知ろう」に参加しました。 公開日  :  2022-01-21

Nara ISC/ 国際戦略センター(@奈良教育大学)

「日本語教育論」を受講する留学生が「教職実践演習(幼小高)[国語]」の特別講義「外国人児童生徒等について知ろう」に参加しました。(2022年1月21日)

R4年1月21日「教職実践演習(幼小中高)[国語]」は、「外国人児童生徒等を知ろう」と題した特別講義を行いました。
前半はグループに分かれ、「日本語教育論」を受講する留学生からそれぞれの母語を学ぶ体験をしました。
後半は、ゲストスピーカーとして、元外国人児童等としての経験を活かし、現在は外国人児童生徒等への日本語指導と母語(中国語)支援を行っている、橿原市立新沢小学校の宮谷雪先生に、「『外国人児童生徒等』としてのライフストーリーを語っていただきました。
また日本語指導講師としてのお立場からも、在籍学級の教員としてできることについてお話いただきました。

留学生の母語レッスンで使用されたスライド

KAJIHARA KARINA NAOMIさんによるポルトガル語のレッスン


受講生のコメント
・未知の言語を学ぶということはわくわくすることでしたが、緊張することでもありました。
小さいグループでのレッスンでも緊張するのだから、大きな教室の中で、自分一人だけ日本語がわからないという状況に置かれた外国人児童生徒等の方々は非常に不安な気持ちにさせられているのだろうと気づきました。
本日のレッスンでは、留学生の方々は私たちにも理解できるジェスチャーや、絵を使って母語を教えてくださったので、楽しく学ぶことができました。絵などで補助をする工夫は有効だと感じました。

・同じ家族で、兄弟であっても育った環境で考え方が違ってくるというところで、外国人児童、とひとくくりに言っても、一人一人によってさまざまな価値観や、関わり方があるのだと感じた。

・宮谷先生がご自身が先生になられて、自分のルーツを話すかどうかで、「親がどう思うのか」を気にされた、と言う点が印象的でした。外国籍の児童生徒に対して配慮することはもちろん、そういったルーツを持つ大人が自身のルーツについて話すことを躊躇わなくて良い社会・環境作りが必要だと感じました。
その上で、教育現場において、コミュニティに外国人がいてもいなくても、誰にとっても重要で必要な教育だと考えました。ありがとうございました。

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最終更新 : 2022-02-25 10:49