令和5年4月、奈良教育大学、奈良女子大学の両学学生の異文化理解、多様性理解を促すことを目指して設立された「国際戦略センター(Nara ISC)」の存在をより広く知ってもらうため、昨年度より作成計画を進めていたオリジナルトートバッグが完成しました。
デザインは奈良教育大学 美術教育専修の学生(宮田佳奈さん、野村美帆さん、本宮侑季さん)が美術教育講座の樋口健介先生と一緒に、担当してくれました。
国際戦略センターの目的などを吉村雅仁センター長から伝えました。
本学で学ぶ留学生とデザイン案について意見交換を行いました。
(写真:美術教育専修の学生さんと美術教育講座の樋口健介先生)
これから海外の留学フェアや、奈良への来訪者への記念品として配布する予定です!
デザインを作成した学生のコメント
デザインを考える過程のなかで、国際戦略センターの⽅や留学⽣のみなさんなど、関わる
機会の少なかった⽅たちとお話ができたことが新鮮で⾯⽩かったです。また奈良教育⼤学
や奈良⼥⼦⼤学の良さとはなんだろうと考えてデザインに落とし込んでいくことや、友達
や先⽣と話し合ってデザイン作りあげていくことが、これまでにはない経験で学びになり
ましたしとても刺激になって楽しかったです。
デザインは⾊々な友達と奈良の名物でもある⿅とが⼀緒になって楽しく勉強するという
ようなイメージのもと、つくっていきました。このトートバッグを持つ仲間がどんどん増
えていったら嬉しいです。
原⽥ 佳奈さん
留学⽣の⽅々とご飯を⾷べながらデザイン案について話し合いを⾏う中で、奈良らしさ
や⽇本らしいデザインが良いと意⾒をいただき、デザインを考え始めました。話し合いを
重ねる中で、奈良らしさを持ちながら多様性を表現できるデザインを⽬指しました。奈良
が持つ多様性を考える中で、やはり⿅の存在があると思いました。多様な⼈だけでなく、
⿅までも受け⼊れ⽣活を共にしている奈良の姿は⾯⽩く、特別であると思います。今回デ
ザインを考える事を通して、奈良への愛着が⼀層深まりました。
野村美帆さん
デザイン制作に取り組む前に、国際戦略センターの⽅々や留学⽣からお話を伺い、たくさ
んのアイデアのヒントをいただきました。その後、メンバーそれぞれがイメージやスケッ
チを持ち寄り、制作を進めていきました。「⽇本らしさとは?」「奈良らしさとは?」「奈
教らしさとは?」といった疑問を⾃分⾃⾝にも投げかけながら、ゲームやアニメ⽂化、⿅
との共⽣など、さまざまなアイデアを融合させていきました。話し合いを繰り返しながら
回を重ねるごとにデザインが形になっていく⾼揚感はグループでのデザイン制作の醍醐味
だったと思います。多くの⼈の思いが重なり完成したデザインが、これから海をこえて⼈
の⼿に渡っていくのが楽しみです。
本宮侑季さん