「教師のための多様性理解シリーズ ミニレクチャー 「使ってみよう!やさしい日本語」」を開催しました 公開日  :  2025-09-12

Nara ISC/ 国際戦略センター(@奈良教育大学)

2025年8月27日(水)13時より、奈良教育大学ISC主催「教師のための多様性理解ミニレクチャーシリーズ」の一環として、「使ってみよう!やさしい日本語」と題したセミナーを教室とオンラインで開催しました。「教職実践演習」受講者、および学外の教育関係者を含む 約30名の参加がありました。 

講師は本学特任講師の阪上彩子氏で、やさしい日本語の背景や定義、そして教育現場での活用方法について、実例を交えながら分かりやすく解説されました。 

セミナーでは、災害時に情報が届かず困難を経験した外国人住民の事例を紹介し、やさしい日本語が生まれた背景を学びました。また、日常的な場面でも「貼り紙」や「保護者へのお知らせ」などを、どのようにやさしい日本語に書き換えるかを実践的に学びました。参加者からは多くの前向きな感想が寄せられました。以下に一部をご紹介します。 

  • 「これまで国語教育について学んできましたが、外国人のための日本語については考える機会がなかったので非常に新鮮でした。何気なく使っている日本語でも、外国の方にとっては理解し難いものもあるのだと知り、日本語の奥深さを改めて感じました。」 
  • 「やさしい日本語は日本人にとっても分かりやすいと思うので、積極的に使いたいです。」 
  • 「将来中学校の教師になるうえで、大変ためになることが多かった講義でした。学校現場でも様々な国で生まれ育った保護者の方に安心していただけるよう、わかりやすい日本語で対応していくことが重要だと感じました。」 

今後もNara-ISCでは、多様性理解を深めるためのセミナーを継続して開催してまいります。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。 

なお、本講座は、奈良県教育委員会ならびに奈良市教育委員会の後援をいただいて開催されました。 

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最終更新 : 2025-09-16 13:04