VANDE MERGEL Aaronさん 公開日  :  2017-04-21

Nara ISC/ 国際戦略センター(@奈良教育大学)

VANDE MERGEL Aaronさん
【2013年10月~2014年8月 日本語・日本文化研修留学生プログラム】

2017年2月某日、KUルーヴァン大学から元留学生のアーロンさんが奈教大を訪問してくれました。

Q:奈良教育大学にはいつ留学していましたか。

2013年10月~2014年8月まで文部科学省の国費留学生(日本語・日本文化研修留学生)として奈良で勉強しました。

Q:現在は何をしていますか。

ベルギーに帰ってから、KUルーヴァン大学文学部日本学科に戻って卒業をしました。現在は同じ大学の同じコースの大学院2年生です。コースワークはすべて修了して、あとは修士論文を書くだけです。修士論文のテーマは1926年から1941年までの日本におけるsocial controlです。主に「五人組制度」について研究しています。古い文献も読まなければならないので苦労していますが、うまく行けば、2017年8月には大学院を修了する予定です。 今回は休暇で1ヶ月くらい日本に観光しに来ました。奈良や京都、大阪などなつかしい場所をもう一度訪問したいです。それから、金沢や長野にも行く予定です。

Q:久しぶりに奈良に戻ってきて今、どんな気持ちですか。

とても感動しています。同じ時期に留学していた奈教大に留学していた友達にも再会できたし、とてもうれしいです。大学のキャンパスは何も変わっていなくて、それもうれしかったです。これから国際寮にも行って猫にも会いたいです。

Q:今振り返ってみて、奈良での留学はどうでしたか。

奈教大に留学していた時の思い出で心に残っていることはたくさんあります。例えば、答志島学習旅行で海女さんのコスチュームを着たり、日本の島の文化を学んだりしたことはとても印象的でした。日本語の授業で初めて日本語で日本の小説を読んだことも心に残っています。「河童」という作品です。帰国後はなかなか時間がなくて日本語で小説を読むことができませんでしたが、また挑戦してみたいです。

Q:今、興味をもっていることは何ですか。

日本の剣道です。日本留学前からベルギーで剣道を習っていたので、奈教大でも剣道部に入りました。日本人学生と一緒に、日本の伝統的なスポーツを練習できたことは貴重な体験でした。ベルギーに戻ってからは練習していないのですが、ずっと興味があります。残念ながらベルギーでは剣道はあまり人気がないので、ぜひ剣道のすばらしさを伝えたいと思っています。

Q:将来の夢は何ですか。

まだ決まっていません。実は日本に来る前は「日本に留学する」ということが最大の目標で、その後のことをぜんぜん考えていませんでした。奈教大で日本留学の目標が達成できたので、そのあとの目標を探しています。日本で就職することへのあこがれがありましたが、実際に日本で1年間生活してみて、その難しさも知りました。日本での留学で将来の目標や進路を現実的に考えられるようになったと思います。

Q:奈教大のみなさんに一言お願いします。

私にとって奈良教育大学での1年間は、これまでの人生の中で一番すばらしいときでした。奈教大で勉強している留学生の皆さん、日本人学生は少しシャイかもしれませんが、諦めないで話しかけてください。日本人学生の皆さんも勇気をもって、留学生と友達になりましょう!

カテゴリ   :   日本語・日本文化研修留学生 , 卒業生
最終更新 : 2022-02-25 13:22