2018年5月某日、元日本語・日本文化研修留学生のLANGADE Pankaj Dhananjayさんが奈教大を訪問してくれました。
2014年から2015年まで日本語・日本文化研修留学生として奈良で勉強しました。
現在、横浜の自動車部品メーカーでエンジニアとして働いています。日本語と英語を使って、自動車のシートの設計や開発をしています。横浜には2015年10月に再来日しました。
職場の同期はみんな日本人です。最初のころは日本語だけではなく、上下関係なども理解できず困りました。上司からは「周りをよく観察して学びなさい」と言われました。当時の私にはむずかしかったですが、今は慣れてきました。
町や大学の雰囲気が懐かしいです。国際交流室に入ったとき、また留学生になりたいと強く思いました。奈良に留学していた時は、私の人生の中で最高の時間でした。世界中の良い友達ができたし、本ではなく実際に体験することで、より深く日本を理解することができました。
日本で初めて寮生活をしたことは、私にとってチャレンジでした。しかし世界中の友達と一緒に暮らす経験は、とても貴重でした。インドで日本語を勉強していたときは、インドと日本の2か国しか意識していませんでしたが、奈良でいろいろな国の文化に触れて、世界とつながった気がします。そのつながり、友情は今も続いています。またここで人として自立することができたと思います。
今は仕事が大切です。日本とインド、その他の地域を繋ぐことができる人になりたいです。インドをはじめとする他の国の人々に日本を知ってほしいので、その役割も果たしたいです。
留学は言語や文化を学ぶだけでなく、新しい人間関係を作る良い機会です。自分のポテンシャルを広げるために、ぜひ留学してみてください。