篠原 瑠里さん 公開日  :  2024-02-05

Nara ISC/ 国際戦略センター(@奈良教育大学)

帰国報告

留学をしようと思ったきっかけは何ですか。また派遣国(協定大学)を選んだ理由は何ですか。

留学をしようと思ったきっかけは海外への憧れのようなものがあり、海外で一度生活してみたいと思ったことです。また、高校生の時に2週間の短期留学を予定していたのですが、新型コロナウイルスの影響で中止になってしまい、留学に行くはずだったのに行けなくなってしまったのでリベンジしたいという気持ちもありました。アメリカの大学を選んだ理由は世界の共通語ともいわれている英語を学びたかったからです。

 

留学までのプロセスを教えてください。(準備を始めた時期や準備した事など)

私は2023年の8月から留学をしたのですが、その約1年前の2022年7月に交換留学生募集の学内メールが届きました。そのメールを読んでから提出書類の準備をし、応募締め切りの2022年10月14日に間に合うように提出し、11月2日に面接を受けました。また、留学にあたっては語学スコアの提出が必要なのですが、コモンウェルス大学の場合は基準以上のスコアを取り2023年4月1日までに提出する必要があったので期日に間に合うように提出しました。私はDuolingoの試験を受けました。そして、スタートアップミーティングや危機管理セミナー等の説明会を受け、壮行会を開いていただき、留学しました。また、他にも留学の準備として願書を提出したり、ワクチンを打ったり、ビザを取得したりしました。

滞在方法を教えてください。

学生寮に滞在していました。

現地での授業時間割を教えてください。

私の場合は、月曜日、水曜日、金曜日の朝8時から8時50分までIntroduction to Literature、9時から9時50分までIntroduction to Sociology、月曜日の11時から12時15分までCultural Awareness and Sensitivity、月曜日と水曜日の15時から16時15分までIntroduction to Psychologyの授業を受けていました。他にもオンデマンドの授業を一つ受けていました。火曜日と木曜日は全休でした。コモンウェルス大学では留学生のためだけの授業が無かったので、留学生の中でもかなり違いがありました。

ある一日のタイムテーブルを教えてください。

時間

内容

7:15

起床、準備

7:50

出発

8:00

授業を受ける

10:00

一時帰宅

11:00

授業を受ける

12:30

昼食

13:30

帰宅

15:00

授業を受ける

16:20

帰宅

18:00

夕食

24:30

就寝

   

 

留学を終えて自分自身で変化したことを教えてください。

留学を終え、他人の言っていることに左右されずに自分で見て確かめることが大切だということを留学に行く前よりもより、理解することができたと思いますし、多様性の理解をよりすることができるようになったと思います。また、Cultural Awareness and Sensitivityの授業を受け、ELLとはどういうものでどういった関わり方をしていけばよいのかを知れたことは、今後、私が教育に関わっていく上で重要な経験になったと思います。そして、留学を通して英語力が向上しました。留学を通して広がった知見を基に、物事をより多様な視点から見ることができるようになったと思います。

 

帰国後の展望を教えてください。

自分自身が留学を経験したことで留学の大変な部分が分かったので、留学生サポーター等をして奈良教育大学の留学生のサポートをできると良いと思っています。さらに、英語力をさらに向上させたいです。また、留学を通して、新しい経験をすることで知見が広がり、物事をより多角的に見ることができることを学んだので、これからも様々なことに挑戦し、より知見を広げていきたいです。

 

帰国報告(自由レポート)

自由レポート タイトル:カルチャーショック

 

アメリカでは日本と違うところがたくさんあり、様々なことがカルチャーショックでした。まず、アメリカについてすぐ、空港でトイレの違いに驚きましたし、ガムを噛みながら働いている人の姿にも驚かされました。空港だけでも驚いたことはたくさんありましたが、空港を出てからは驚きの連続でした。私は、今回の留学が初めての海外だったので、何もかもが新鮮でした。例えば、学校に病院があり、無料で診察してもらえて、さらに、薬も無料で処方してくれること。それほど大きい学校では無いのに学校の敷地内に常に警察官がいること、月に何度も大きなイベントが開催されることがありました。イベントはいろいろありましたが、一番印象に残っているのは月1回開催されるビンゴ大会です。ビンゴ大会が印象に残っている理由は景品がとても豪華だったからです。アマゾンのギフトカードやスターバックスのタンブラー、テレビが景品になっていたこともありました。私は、最後のビンゴ大会でぬいぐるみを獲得することができました。他にも学校にDJが来て音楽を奏でてくれるパーティーのようなイベントもありました。何度かそのようなイベントはあったのですが、ある日のイベントでは、簡単なバンジージャンプのようなアトラクションが設置されたり、アイスクリームのトラックが来て無料でアイスを食べられたりしました。どのイベントも規模が大きく、日本では考えられないものばかりでした。また、教授にステイトカレッジという場所に連れて行っていただいたことがあり、ペンステイト大学に行ったのですが、その大学のキャンパス内に東京ドームよりも大きい球技場がありました。なんとなく留学する前からアメリカのイベントや建物の規模は日本のものよりも大きいことを知ってはいたのですが、球技場を見たり、様々なイベントに参加したりして、それを肌で感じることができました。

他にも、友達の行動1つ1つに文化の違いを感じることもありました。例えば、私たちは椅子の上に靴のまま足をのせることはマナー違反なのでしません。しかし、アメリカでは靴を履いたまま脚を椅子やソファーに投げ出すことは普通でした。私は、日本の文化の中で育ったのでアメリカの中にいても靴を脱がずに足をあげることはできなかったのですが、アメリカで出会った友達は普通にしていました。これもカルチャーショックの一つでした。留学前、日本で靴のまま椅子に脚を載せている人がいたらその人が外国の人であってもただただ非常識だと感じて理解できなかったと思います。しかし、いま、そのような状況にあったら、日本で非常識なのはそうですが、しかし、なぜそうしているのかを理解することができます。理解できることで、日本の文化を伝えたいと思うことができますし、そのような状況を見た時の感じ方が変わってきます。今回の例は1つの例にすぎませんが、このように異なる文化を実際に経験し、理解することで多文化理解がより、出来るようになると思いますし、行動の変化にもつながります。

今回、留学し、様々なことを実際に見たり経験したりすることができたことで物事をより多角的に見ることができるようになったと思いますし、すごく自分のためになる学びができたことを実感しています。

 

留学にかかった費用

留学先: コモンウェルス大学
留学期間:2023年8月~2023年12月
費用総額:約150万円

 

留学期間中にかかった費用総額

月平均の項目別支出額

支出項目

金額(140円換算

内訳

授業料等・宿舎費・食費

725,900円

1学期分

交通費

42万円

日本から大学までの往復費用

学用品/図書

1,500円

 

衣服費

0円

 

通信費

4,980円

 

教養費

0円

 

雑費

2,500円

 

医療費

0円

 

旅行等

10万円

 

特記事項

 

 

 

帰国報告会 資料