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平成27年度卒業・修了式を挙行しました。

Date2016/03/31

 平成28年3月25日、奈良教育大学講堂において、平成27年度卒業式及び修了式を挙行しました。

 加藤久雄学長からは、「それぞれの自尊心と周囲への感謝の心をもって、大きく社会へ飛び立ってください。」とエールが送られました。

 卒業生、修了生の皆さん、おめでとうございます。

 本学で得られたものを生かしご活躍されることを、心よりお祈りいたします。

【卒業・修了生】

  • 教育学部 263名
  • 大学院教育学研究科 64名 (修士課程48名、専門職学位課程16名)
  • 特別支援教育特別専攻科 12名

告示を述べる加藤学長 式典会場付近の様子
告示を述べる加藤学長            式典会場付近の様子

■ 学長告辞


 本日ここに、長友前学長先生をはじめ、名誉教授の先生方、後援会・同窓会の会長様、ご臨席のもと、また、多数のご家族、並びに関係者の皆様にご参加いただき、奈良教育大学 平成27年度 卒業式及び修了式を挙行できますことは、奈良教育大学教職員の大きな喜びであります。
 教職員を代表して、卒業、修了される皆さんに、心よりお祝いを申し上げます。おめでとうございます。
 また、ご家族や関係者の皆さまにもお祝い申しあげますともに、多数ご出席いただいきましたことに感謝申し上げます。ありがとうございます。

 さて、本日、教育学部を卒業される方は263名、大学院教育学研究科を修了される方は64名、また、特別支援教育特別専攻科を修了される方は12名、以上、339名の方々が、本日の晴れの日を迎えられました。
 各人の奮闘努力の結果であります。まず、そのことに、「いろいろ頑張ったな」と自分で自分自身を褒めてください。その自尊心を心に刻んで大切にしてください。
 それとともに、今日の日を迎えられたことが、ご家族や学友の支援、教職員のご指導あってのことと、本日、改めて、「ありがとうございました」と心に留めてください。
 この2つの心をもって、この学舎から、大きく、社会に飛び立っていってください。飛び立っていく先は、それぞれ違いますが、この2つの心をいつまでも大切にして歩んでいけば、それぞれの地での大いなるご活躍が待っているかと思います。
 どうか、ここまで歩んで来た自分自身に誇りと自信をもって、背筋を伸ばして前に進んでいってください。

 さて、昨年秋、10月5日に、大村智 北里大学特別栄誉教授がノーベル生理学・医学賞に選ばれました。また、その翌日の6日には、梶田隆章 東京大学宇宙線研究所所長が、ノーベル物理学賞に選ばれました。この2日続けての朗報に日本中が沸きました。日本の大学の研究水準の高さを、私も大学人のひとりとして、心強くまたうれしく思いました。

 新聞、テレビは、お二人がいわゆる地方の大学のご出身であることを、大きく取り上げました。奈良教育大学も地方の大学ですから、中央中心のこの社会の中で、大変心強く感じました。地方の時代が来た、地方創生と言われる時代が来た、と感じたわけです。

 10月からこの学長の任につきました私は、このことをある著名な研究者との対談の機会にお話しましたら、「それはちょっと違う」と言われてしまいました。

 その方は、ノーベル賞受賞者は、皆、小学校、中学校で学び、そこを卒業していることに目を向けるべきだ、ノーベル賞受賞者の方々は、その小学校、中学校できっとすばらしい「学び」、ただ知識を蓄積するだけの学びではない「学び」を体験され、それがノーベル賞につながったのではないかと、述べられました。

 奈良教育大学は、その小学校や中学校の先生を育てている大学なのだから、奈良教育大学は、ノーベル賞受賞者を育てている大学なのですよ。そのようなご指摘でした。

 ここに、私は2つのことをみなさんと共有し、大切にしたいと思うのです。

  •  ひとつは、既成のものごとの考え方に、はまりきってはダメだと言うことです。
  •  ふたつには、子どもたちにとっての小学校や中学校での「学び」の大切さです。

 そして、先に申し上げた

  • 「自分を褒める気持ち」 自尊心
  • 感謝の気持ち
  • 「既成の考え方にとらわれない考え方」 クリティカルシンキング
  • 幼稚園、小学校、中学校などの教育の重要性

 この4つを、みなさんを送る言葉としたいと思います。また、地方の大学、大きい大学、小さい大学と言うことではなく、「教育の大学」、「教育大学」を母校とすることをいつまでも大切にして歩んで行ってください。以上、告示とさせていただきます。

平成28年3月25日  奈良教育大学長  加藤 久雄

韓国 春川教育大学訪日団を迎えました。

Date2016/02/08

1月28日、韓国の春川教育大学大学院(大学院長、大学院生19名、職員2名、通訳1名)が奈良教育大学に来学しました。

 今回の来学は、参加者の大半が現職小学校教員であることから、その初等教育能力を向上させること、日本の教育と文化現場を直接見て感じることによりグローバルマインドを培うことを目的としたものです。

 まず、奈良教育大学の加藤久雄学長より歓迎の挨拶があり、数十年前の韓国旅行の思い出や、最近では仕事で毎年韓国を訪れており韓国を身近に感じていることが述べられました。参加者からは笑顔が多数見られ、非常に温かい雰囲気でした。

 挨拶の後、奈良教育大学の概要や古都・奈良にある教員養成大学としての取組等の説明が行われました。

 次に、附属小学校で理科の授業見学が実施されました。理科室での模型を用いた授業風景に大変興味を持った様子であり、日本の授業形式やカリキュラムや担任制の仕組みを質問する等、熱心な様子が伺えました。

 その後、「情報館」、「教育資料館」、図書館内の「ラーニングコモンズ」と「えほんのひろば」を見学。幼稚園教諭を目指す学生の読み聞かせ練習の場である「えほんのひろば」が、地域住民にも開放されていることを聞いた参加者はたいへん驚いた様子で、韓国でも地域と密着した取組を行って欲しい等の感想が聞かれました。

 最後に、春川教育大学のJang Byung Ghi大学院長が「今回の訪問は大変参考になった。韓国での今後の業務に生かしていきたい。」と感謝の言葉を述べられ、加藤学長と固い握手を交わし、両大学間の深い友好が確認されました。

歓迎の挨拶をする加藤久雄学長
歓迎の挨拶をする加藤久雄学長

見学終了後の記念撮影
見学終了後の記念撮影

山添村と連携協力に関する協定を締結しました。

Date2016/02/01

 奈良教育大学と山添村は、相互に連携協力することにより、山添村の教員の資質向上及び奈良教育大学における教員養成の充実を図るとともに、教育上の諸課題等に適切に対応し、双方における教育や研究の充実・発展並びに村の地域づくりの充実・発展に資することを目的に協力協定を締結しました。

 1月18日に奈良教育大学で行われた協定調印式には、加藤久雄学長と山添村の窪田政倫村長が出席し、協定書に署名を行いました。

 これまでも、奈良教育大学の学生による「山添村物産品フェア」の開催や、伊藤剛和教授と古田壮宏准教授によるICT(情報通信技術)を活用した教育を推進するための研修の実施等を通じて交流・連携されてきましたが、今回の協定締結により、より一層の連携協力が期待されます。

 加藤学長は、「山添村とのつながりをさらに太くし、地域貢献を続けていくことで本学の学生の成長へとつなげ、双方に有益な連携として取り組んでいきたい」と述べ、相互に連携を深め協力していくことが確認されました。

左から加藤久雄奈良教育大学長、窪田政倫山添村長
左から加藤久雄奈良教育大学長、窪田政倫山添村長

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平成27年度卒業・修了式を挙行しました。

Date2016/03/31

 平成28年3月25日、奈良教育大学講堂において、平成27年度卒業式及び修了式を挙行しました。

 加藤久雄学長からは、「それぞれの自尊心と周囲への感謝の心をもって、大きく社会へ飛び立ってください。」とエールが送られました。

 卒業生、修了生の皆さん、おめでとうございます。

 本学で得られたものを生かしご活躍されることを、心よりお祈りいたします。

【卒業・修了生】

  • 教育学部 263名
  • 大学院教育学研究科 64名 (修士課程48名、専門職学位課程16名)
  • 特別支援教育特別専攻科 12名

告示を述べる加藤学長 式典会場付近の様子
告示を述べる加藤学長            式典会場付近の様子

■ 学長告辞


 本日ここに、長友前学長先生をはじめ、名誉教授の先生方、後援会・同窓会の会長様、ご臨席のもと、また、多数のご家族、並びに関係者の皆様にご参加いただき、奈良教育大学 平成27年度 卒業式及び修了式を挙行できますことは、奈良教育大学教職員の大きな喜びであります。
 教職員を代表して、卒業、修了される皆さんに、心よりお祝いを申し上げます。おめでとうございます。
 また、ご家族や関係者の皆さまにもお祝い申しあげますともに、多数ご出席いただいきましたことに感謝申し上げます。ありがとうございます。

 さて、本日、教育学部を卒業される方は263名、大学院教育学研究科を修了される方は64名、また、特別支援教育特別専攻科を修了される方は12名、以上、339名の方々が、本日の晴れの日を迎えられました。
 各人の奮闘努力の結果であります。まず、そのことに、「いろいろ頑張ったな」と自分で自分自身を褒めてください。その自尊心を心に刻んで大切にしてください。
 それとともに、今日の日を迎えられたことが、ご家族や学友の支援、教職員のご指導あってのことと、本日、改めて、「ありがとうございました」と心に留めてください。
 この2つの心をもって、この学舎から、大きく、社会に飛び立っていってください。飛び立っていく先は、それぞれ違いますが、この2つの心をいつまでも大切にして歩んでいけば、それぞれの地での大いなるご活躍が待っているかと思います。
 どうか、ここまで歩んで来た自分自身に誇りと自信をもって、背筋を伸ばして前に進んでいってください。

 さて、昨年秋、10月5日に、大村智 北里大学特別栄誉教授がノーベル生理学・医学賞に選ばれました。また、その翌日の6日には、梶田隆章 東京大学宇宙線研究所所長が、ノーベル物理学賞に選ばれました。この2日続けての朗報に日本中が沸きました。日本の大学の研究水準の高さを、私も大学人のひとりとして、心強くまたうれしく思いました。

 新聞、テレビは、お二人がいわゆる地方の大学のご出身であることを、大きく取り上げました。奈良教育大学も地方の大学ですから、中央中心のこの社会の中で、大変心強く感じました。地方の時代が来た、地方創生と言われる時代が来た、と感じたわけです。

 10月からこの学長の任につきました私は、このことをある著名な研究者との対談の機会にお話しましたら、「それはちょっと違う」と言われてしまいました。

 その方は、ノーベル賞受賞者は、皆、小学校、中学校で学び、そこを卒業していることに目を向けるべきだ、ノーベル賞受賞者の方々は、その小学校、中学校できっとすばらしい「学び」、ただ知識を蓄積するだけの学びではない「学び」を体験され、それがノーベル賞につながったのではないかと、述べられました。

 奈良教育大学は、その小学校や中学校の先生を育てている大学なのだから、奈良教育大学は、ノーベル賞受賞者を育てている大学なのですよ。そのようなご指摘でした。

 ここに、私は2つのことをみなさんと共有し、大切にしたいと思うのです。

  •  ひとつは、既成のものごとの考え方に、はまりきってはダメだと言うことです。
  •  ふたつには、子どもたちにとっての小学校や中学校での「学び」の大切さです。

 そして、先に申し上げた

  • 「自分を褒める気持ち」 自尊心
  • 感謝の気持ち
  • 「既成の考え方にとらわれない考え方」 クリティカルシンキング
  • 幼稚園、小学校、中学校などの教育の重要性

 この4つを、みなさんを送る言葉としたいと思います。また、地方の大学、大きい大学、小さい大学と言うことではなく、「教育の大学」、「教育大学」を母校とすることをいつまでも大切にして歩んで行ってください。以上、告示とさせていただきます。

平成28年3月25日  奈良教育大学長  加藤 久雄

韓国 春川教育大学訪日団を迎えました。

Date2016/02/08

1月28日、韓国の春川教育大学大学院(大学院長、大学院生19名、職員2名、通訳1名)が奈良教育大学に来学しました。

 今回の来学は、参加者の大半が現職小学校教員であることから、その初等教育能力を向上させること、日本の教育と文化現場を直接見て感じることによりグローバルマインドを培うことを目的としたものです。

 まず、奈良教育大学の加藤久雄学長より歓迎の挨拶があり、数十年前の韓国旅行の思い出や、最近では仕事で毎年韓国を訪れており韓国を身近に感じていることが述べられました。参加者からは笑顔が多数見られ、非常に温かい雰囲気でした。

 挨拶の後、奈良教育大学の概要や古都・奈良にある教員養成大学としての取組等の説明が行われました。

 次に、附属小学校で理科の授業見学が実施されました。理科室での模型を用いた授業風景に大変興味を持った様子であり、日本の授業形式やカリキュラムや担任制の仕組みを質問する等、熱心な様子が伺えました。

 その後、「情報館」、「教育資料館」、図書館内の「ラーニングコモンズ」と「えほんのひろば」を見学。幼稚園教諭を目指す学生の読み聞かせ練習の場である「えほんのひろば」が、地域住民にも開放されていることを聞いた参加者はたいへん驚いた様子で、韓国でも地域と密着した取組を行って欲しい等の感想が聞かれました。

 最後に、春川教育大学のJang Byung Ghi大学院長が「今回の訪問は大変参考になった。韓国での今後の業務に生かしていきたい。」と感謝の言葉を述べられ、加藤学長と固い握手を交わし、両大学間の深い友好が確認されました。

歓迎の挨拶をする加藤久雄学長
歓迎の挨拶をする加藤久雄学長

見学終了後の記念撮影
見学終了後の記念撮影

山添村と連携協力に関する協定を締結しました。

Date2016/02/01

 奈良教育大学と山添村は、相互に連携協力することにより、山添村の教員の資質向上及び奈良教育大学における教員養成の充実を図るとともに、教育上の諸課題等に適切に対応し、双方における教育や研究の充実・発展並びに村の地域づくりの充実・発展に資することを目的に協力協定を締結しました。

 1月18日に奈良教育大学で行われた協定調印式には、加藤久雄学長と山添村の窪田政倫村長が出席し、協定書に署名を行いました。

 これまでも、奈良教育大学の学生による「山添村物産品フェア」の開催や、伊藤剛和教授と古田壮宏准教授によるICT(情報通信技術)を活用した教育を推進するための研修の実施等を通じて交流・連携されてきましたが、今回の協定締結により、より一層の連携協力が期待されます。

 加藤学長は、「山添村とのつながりをさらに太くし、地域貢献を続けていくことで本学の学生の成長へとつなげ、双方に有益な連携として取り組んでいきたい」と述べ、相互に連携を深め協力していくことが確認されました。

左から加藤久雄奈良教育大学長、窪田政倫山添村長
左から加藤久雄奈良教育大学長、窪田政倫山添村長