TIRTARA Alin Gabrielさん Publish Date  :  2022-09-21 14:20

Center for Intercultural
Exchange and Studies

TIRTARA Alin Gabrielさん
【2013年~2014年 協定校交換留学生プログラム】

2022年9月14日、交換留学生のTIRTARA Alin Gabrielさんが奈良教育大学を訪問してくれました。

Q:現在は何をしていますか。

2022年9月に大阪大学言語文化研究科日本語日本文化専攻の博士課程を満了しました。
奈良教育大学に留学していた時にたくさんのお寺で仏像を見る機会があり、仏像に興味を持つようになりました。それで、大阪大学では、「近現代日本の木彫家と仏師」について研究しました。もし奈良で勉強することがなかったら、仏像に興味を持つこともなかったと思います。
また、博士課程在学中には関西大学で「ヨーロッパ近代史」という英語での授業の講師をしました。教える前は日本人の学生は控えめであまり積極的に意見を言わないというイメージがありましたが、工夫してリラックスした環境をつくるとみんな積極的に意見を言うということがわかりました。これは日本人のイメージを変える経験でした。
私は教育学の授業も受けたことがあったので、そのような学習環境をデザインすることができたと思います。将来、教員になりたい留学生は専門に関わらずぜひ教育についての勉強もしておいたほうがいいです。

Q:今振り返ってみて、奈良での留学はどうでしたか。

奈良に留学したのは9年前になりますが、そんなに時間が経ったのかとびっくりします。
奈良では、日本人だけではなくて、いろいろな国から来た留学生と接触することができたので、視野を広げることができたと思います。今でもその時にできた友だちと連絡を取り合っています。なんでもない気軽な話題でおしゃべりをしているので、まるで奈良の国際学生寮にいるときのような感じがします。でもみんな世界各国で頑張っているので、いい刺激になります。

Q:今、興味をもっていることは何ですか。また将来の夢は?

このあと9月下旬にルーマニアに帰国します。大阪大学での修士課程、博士課程ではコースワークや論文、アルバイトで本当に忙しくて将来についてゆっくり考える時間がなかったですが、博士課程まで進学して、学術的にだけでなく、人間的にも成長したと思います。それは私の将来にとって役に立つと思います。

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Last Update : 2023-06-14 16:23