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2020年10月、本学の協定校であるセントラルミシガン大学(CMU)の学生と言語交換(日本語を教えて、英語を教わる)を希望する日本人学生の募集を行いました。
その結果、多数の応募をいただきました。応募くださった皆様ありがとうございます。
実際に言語交換レッスンを行った学生さんから感想をご紹介します。
【参加者の声】
鈴木 愛未さん(英語教育専修 1回生)
今回の言語交換の活動に大変満足しています。週に1回、30分~1時間程度、パートナーとお互いの趣味やクリスマス・お正月などの文化について話しました。
そのことを通してインターネットで調べるだけではわからないような文化の違いなどが知ることができました。会話を重ねていくうち、英語を話すときに間違った表現を使ってしまうことを恐れることがなくなりました。
今後も継続して交流していきたいと思っています。
川口 綾菜さん(英語教育専修 1回生)
パートナーと良好な関係が築け、とても有用な機会になりました。パートナーはとても親切で、発音の違いや異なる表現方法なども教えてくれたため、英語を話す力・聞く力が向上したと感じています。
ボイスチャットアプリを使用したため、表情やジェスチャーなしで話したり聞いたりすることは大変でしたが、画像を送るなど工夫することで楽しく会話することができました。
これからも継続して交流していこうと思っています。
Brooks, Owen Danielさん(CMU学生)
The conversation program has been going very well for me. Aさん and I still speak regularly via Discord and LINE.
Aさんand I like to discuss music, and she recently introduced me to NHK's yearly Kohaku Uta Gassen. We also like to discuss things that are happening in our day-to-day life.
Aさんis, quite thankfully, very good at English, which is very helpful when I just don't know how to express something in Japanese.
Talking with Aさんhas been very helpful in learning Japanese, and I am very satisfied with the program overall.
Walton, Jasonさん(CMU学生)
I thought that everything went very well. After skipping a week for the holidays, we are still regularly meeting every Friday morning/evening on Zoom.
I am learning a lot, and I'm hoping Bさん is too. We talk about a lot of random things. For example, the week before Christmas, we discussed what types of food we ate for the holidays,
and what we would normally do on the holidays. Last week we talked a lot about modes of transportation. Other topics include movies or tv shows that we enjoy or specific things in our respective cultures
(i.e. I asked about the Japanese customs regarding shoes).
I do think it improves my studies of the Japanese language. I can recall times when I asked her about what I would say in certain situations, or how to pronounce a certain word.
I think that about covers everything. I hope the program will continue to carry on, as I thoroughly enjoyed it.
国際交流留学センターは、本学の国際交流戦略「グローバルな視野を備えた教員の養成」に寄与するため「文化多様性教育の実践的、理論的研究」を行うことを役割の一つとしており、
年に1度シンポジウムを開催しています。今年度は「文化的言語的に多様な子どもたちの支援を考える」と題し、文化的言語的に多様な子どもたちの教育に直接携わっていらっしゃる先生方のお話を伺いました。
現場の先生方の経験を通して多文化化する学校のリアルな姿を知ることができ、「グローバルな視野を備えた教員」になるための示唆を得る機会となりました。
オンライン開催ではありましたが、ご参加くださった本学学生、教職員、奈良女子大学学生のみなさま、ありがとうございました。
内容:
話題提供①「日本語指導が必要な子どもたちとは?~奈良市における現状と取り組み~」
植田央子氏(奈良市教育委員会日本語指導コーディネーター)
話題提供②「どうする!?外国ルーツの生徒への学校での支援」
中西利彦氏(奈良市教育委員会学校教育課指導主事)
ディスカッション&質疑応答
参加者:本学学生、教職員、奈良女子大学学生 計39名
参加者のコメント
・ざっくばらんに日本語指導が必要な子どもたちの現状について大学での講義ではあまり聞く機会がなかったのでとても勉強になりました。
グローバル社会と言われる中、そしてコロナ渦の中そういった生徒一人ひとりにどのようにアプローチしていくか考えるきっかけになりました。
・実際の経験をもとに話していただいて分かりやすかったです。授業だけでなく興味のあるものを日本語指導に取り入れていくことが重要なのだと学びました。今年からの教員生活にも活かしていきたいです。
・日本国籍であっても、日本語指導を求める子どもたちが多数いる現状をお聞きし、国籍や見た目などで決めつけず、きめ細やかな指導をする必要があると感じました。
・言語文化の違いの配慮ということは、単純に言葉が通じないということへの配慮が必要だと思っていたが、それだけではなく、そもそもの母国と日本の風土や文化、
宗教などの違いについて十分に配慮しなければいけないということを知れました。
・国際化が進む現代社会の中で教師としてどのような対応を行なっていくかを考えることが必要であり、いろんな人たちとの協力が必要不可欠であると実感いたしました。
例年は渡日した留学生のサポート(買い物への同行やキャンパス紹介など)や交流イベントの企画をサポーターにお願いしていますが、今年度はコロナ禍ということもあり中止しています。
そんな中でも学生間交流をしてもらうため、留学生とサポーターの顔合わせ会を企画したところ留学生6名とサポーター7名が参加してくれました。
今回は来る“節分”に向けて日本の文化を理解してもらおうと、サポーターの1名が節分の由来や節分時に日本でよく行われる豆まきや恵方巻きなどの習慣について説明をしてくれました。
それを踏まえ、留学生には“節分”と同じような慣習が母国にもあるかを教えてもらったり、サポーターは節分での思い出を話したりして、お互いの文化を知る良い機会になりました。
最後は折り紙で豆を入れる箱を折ってみよう!ということで、折り紙体験をして締めくくりました。
奈良教育大学で学んだ歴代留学生が寄贈してくれた絵本約80冊を本学図書館で展示しました。
絵本の種類は中国、韓国、ドイツ、フランス、ルーマニア、インド、マレーシアetc.と多岐に渡っています。
また世界中で知られるお話から、その国の民話まで幅広い内容が揃っています。
見逃してしまった方、再度ご覧になりたい方は、ぜひ国際交流留学センターにお越しください。
2020年6月、当センターにて「言語交換レッスン」を希望する留学生のため、レッスンパートナーとなる日本人学生の募集を行いました。
その結果、多数の応募をいただきました。応募くださった皆様ありがとうございます。
※国際交流留学センターでは留学生サポーターを随時募集しております。興味のある方はこちら(kokusai_ryugaku)までご連絡ください。
実際に言語交換レッスンを行った学生さんから感想を寄せていただきましたので、ご紹介させていただきます。
【参加者の声】
匿名(社会科教育専修 1回生)
週に一度zoomで2時間弱話しました。そしてLINEとWeChat(中国に帰国後LINEが使えなくなるので…。) の両方を交換しました。こちらでは、zoomでできなかった画像の交換や、中国語を教えて頂きました。
内容としては、中国の制度と日本の制度の違い、受験様式、趣味の話などお互いに主に日本語で話しました。
私は、実は、留学生の方が、日本語がとても上手だと存じ上げていなく、英語で話した方が良いのかなと思い、英語の質問を準備したりや単語帳などを近くに置いていたのですが、全然必要ではありませんでした。
特に話していて面白かったのは、中国のものの考え方と日本の考え方の違いです。
例えば、日本は親しき中にも礼儀ありに代表されるようになるべく迷惑を かけないように振る舞いますが、中国では、気軽に手伝いを頼めることが仲良しの証だそうです。
これに私は驚きました。文化でこうも違ってくるのだなと思いました。
哲学の話もしたのですが、中国では義務教育の段階においてマルクス哲学を中心に教えている(大学などの機関では他の哲学を対象にする研究も盛んに行われている)そうです。
これは中国ならではだなと思いました。言語は、漢字という所では共通なので、発音ではわかりませんが、文字でお互いなんとなく伝わるというものがありました。
この言語レッスンで中国と日本のつながり、違いをより一層理解することができました。
また、これからも勉強していきたいと思います。
匿名(留学生)
六月から週に一度zoomで話しました。私のパートナーといろいろなことを話し合って本当の勉強になりました。特に、もっと真の日本の姿、日本人の方々の考え方を深く理解できました。
言語交換を通じて、今まで日本に関する知らないことを知っています。例えば、日本の私立の学校や塾では、授業中のとき、成績がいい学生は逆に後ろに座っているということがあるそうです。
それは成績がいい生徒が前に座っている中国と全然違って、驚きました。そのことによって、中日両国の方々は考え方が違っていることを深く感じました。
しかし、中日両国の方々が同じところもあると思います。例えば、今、中国と日本では、人気がある日本漫画、日本ドラマなどがほぼ同じです。
私なりの考えでは、それらの作品は人々の精神的な追求が反映できるでしょうか。みんなは違う考え方、文化などを持っていますが、心から追求する夢とか、理想とかは同じところがあるかもしれません。
それはなぜみんなが同じ作品が好きなのかということの理由だと思います。
留学生として、言語交換のチャンスをもらって、日本人の学生と一緒に話し合って、特に、お互いに理解を深めるようになったことが本当に嬉しかったです。これからも勉強していきたいと思います。