「発達障害の理解と支援のために」(根來秀樹・大西貴子著 奈良教育大学特別支援教育研究センター編)が発刊されました。
この本は、特別支援教育研究センターが行ってきた公開セミナーやプロジェクトの成果をまとめたものです。発達障害に関する基礎講義と自閉症スペクトラム症当事者との対談で構成されており、教員志望の学生や教員に役立つ内容となっています。
基礎講義では、根來秀樹先生(教職開発講座教授/特別支援教育研究センター長)から脳科学の専門的な知見を踏まえた発達障害の理解と支援についての解説があり、実際の子どもの姿や行動について理解が深まります。後半のASDがある青年との対談では、当事者の経験や困難への対処法などがたくさん挙げられていて、支援を考える上ではヒントになることが満載です。
ちなみに、イラストは教職大学院をこの3月に修了した坂倉あづささんが担当です!
機会がありましたら、ぜひ手にとってみてください(教職大学院の図書室にもあります)。