東北教育復興支援ボランティア報告・座談会を開催しました。
Date2012/11/29
奈良教育大学では、11月14日に東北教育復興支援ボランティア報告・座談会を開催、ボランティアに参加した学生と長友恒人学長、加藤久雄副学長及びボランティア派遣に関わっている教職員らが参加しました。
まず初めに長友学長より挨拶があり、「現地で経験したことを大事にしてほしい。また、今回経験したことを単に経験だけで終わらせるのではなく、自分なりに文章などにまとめてもらいたい。そうすれば、今後必ず役立つだろう」とのアドバイスがありました。次に、活動の概要説明に続いて、現地での活動について学生から報告があり、活動内容や現地の子どもたちの様子、学んだことなどが報告されました。今回の震災を「忘れない」、「次に伝える」、「次につなぐ」ということを確認できた実のある報告会となりました。また座談会では、良かった点や改善すべき点などについて活発に意見交換が行われ、今後の活動につながる良い機会となりました。
本学では、平成23年7月から平成24年9月までの間に、教育復興支援として学生等を5度被災地に派遣、小中学校で授業補助や学習支援を行っており、今後も引き続き派遣していく予定です。
報告・座談会の様子
附属中学校生徒が大学の研究室を訪問しました。
Date2012/11/29
奈良教育大学附属中学校は、3年生の「総合的な学習の時間」の一環として、「研究室訪問」を実施しました。これは、生徒らが大学教員の研究室等を訪問し、大学教員から研究に関することや進路選択などについて話を聞くもの。大学教員の話を聞いたり、それを元に考えたりすることで、学ぶことの意味やその方法について知るとともに、学問の世界の深さと広がりを知り、学ぶことから得られる充実感や喜びについて考えることをねらいとして実施されており、今年で11年目を迎えました。
当日は、29名の大学教員が「研究室訪問」に協力、実験・実習などを交えながら、様々な分野の講義が提供されました。普段なかなか接することのない専門的な内容の講義や大学教員自らの進路選択に関する話などに、生徒たちは興味津々に聞き入っていました。中学校での学習や生活、また各自で取り組んでいる卒業研究を進める方法や物事の見方、今後の進路などへのヒントを得られる貴重な機会となりました。
研究室訪問の様子
附属中学校生徒らが附属幼稚園にツリーハウスを設置しました。
Date2012/11/29
奈良教育大学附属中学校では、生徒らを中心に、OBらの協力を得て、同附属幼稚園内に手作りのツリーハウスを完成させました。これは、校舎裏の山を里山に整備するなど、自然の中で様々なことに取り組む同中学校「裏山クラブ」が、花王株式会社からみんなの森づくり活動として支援を受けて進めている取組の一環として行ったもの。生徒らは、指導を受けてチェーンソーなどを駆使しながら手際よく作業を進め、おおよそ3日で完成させました。
園児らは、このツリーハウスに大喜び。今まで触ることができなかった木の高い部分や樹液を触ることができるようになったり、クラスのみんなでツリーハウスに座っておやつを食べたり絵本を読んだりするなど、園庭での活動の幅が広がっています。
この取組は、同中学校が進めるESD(持続可能な開発のための教育)の理念のもとでの、幼小中大等連携の一例になるものだと思われます。
指導を受けながら作業をする生徒ら
完成したツリーハウスで遊ぶ園児ら