常設展「新薬師寺旧境内展」 - 奈良教育大学

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教育資料館

常設展「新薬師寺旧境内展」

常設展

平成20年の本学構内の埋蔵文化財調査時に新薬師寺の大型基壇建物遺構が発見され、大きなニュースとなりました。
平成29年7月より、当教育資料館において「新薬師寺旧境内展」として常設展示をしております。

平成30年度には、教育資料館の耐震工事により一時閉館していましたが、令和元年5月7日に展示内容を一部変更し、常設展を再開しました。

 新薬師寺旧境内展
※クリックするとPDFファイルが開きます。

開室にあたって

 本学高畑キャンパスの東半分強が新薬師寺の寺地に含まれていたと推定されています。一方、キャンパス北西部には吉備真備の墓といわれている吉備塚古墳があります。平成14~15年度に実施した学術調査において、二基の埋葬施設が確認され、三累環頭大刀、貝装雲珠、挂甲など学術的価値の高い遺物が多数出土しました。この地は、1908(明治41)年に陸軍の駐屯地となり、第二次世界大戦後には米軍の駐屯地として接収された歴史があります。そのため、教育資料館など旧陸軍時代の建造物や遺構も残っています。
 今回の開室は、新薬師寺関連の出土品の展示ですが、このほかの資料の常設展示についても、今後検討してまいります。
 公開により地域貢献に資するとともに、本学や地域の児童がこれらの歴史を学ぶことを通じて、身近な地域や市や県についての理解を深め、地域社会に対する誇りと愛情を育てるための教材となるような活用方策を検討してまいります。

文化財調査の概況

 平成20年8月から約2か月に渡り本学特別支援学級校舎改築に伴い、埋蔵文化財調査を実施しました。 調査により新薬師寺旧境内の発掘調査では奈良時代創建当初の主要堂舎(大型基壇建物)を検出し、東西50メートル以上になる規模から756(天平勝宝8)年に成立したとされる『東大寺山堺四至図』(正倉院宝物)に描かれた新薬師寺の七仏薬師金堂に相当する可能性が高いと考えられています。
 また、同時期と考える東西溝や南北溝、自然流路の跡などを検出しています。廃絶時期は、記録に残る平安時代の台風による倒壊の時期と一致しました。主要伽藍廃絶後の土地利用としては、文献記録にある鎌倉時代に行なわれた再建の時期と一致する遺構も検出されています。
 その後、室町時代以降に耕地化し、明治期に入り陸軍奈良聯隊の駐屯地として大きく土地の改変がなされ、表土直下には明治時代後半に建てられた旧陸軍聯隊の建物の煉瓦造り基礎や日本庭園跡が検出されています。

新薬師寺関連略年表

751(天平勝宝3)年 聖武天皇病気平癒のため、新薬師寺で続命法による設斎行道が行われる(『親日本紀』)。
756(天平勝宝8)年 『東大寺山堺四至図』成立。新薬師寺堂として七仏薬師金堂が描かれ、この年までに建立。
762(天平宝字6)年 新薬師寺七仏薬師像の白毫、光背など制作『正倉院文書』)。東大寺造営修理塔寺料封一千戸のうち百戸が新薬師寺に施入され、塔・仏殿・僧坊等の供養修造料に充てられる(『東大寺要録』)。
763(天平宝字7)年 新薬師寺七仏薬師像の脇侍菩薩、神王像(十二神将働造立。この頃、金堂、壇院(壇所、薬師悔過所、政所院、温室、造仏所(造丈木像所)の存在が記載される(『正倉院文書』)。
764(天平宝字8)年 酉塔の存在が知られる(『正倉院文書』)。
772(宝亀3)年 新薬師寺の総供養に東大寺から資材を借りる(『正倉院文書』)。
780(宝亀11)年 新薬師寺西塔焼失(『続日本紀』)。新薬師寺仏殿九間とあり、西塔以外に金堂・講堂も焼失とあるが(『東大寺要録』)、葛城寺の記事に引かれた記事の可能性あり。
962(応和2)年 台風で新薬師寺士仏薬師金堂倒壊。
鎌倉時代 貞慶士人、一時新薬師寺に住し再興に尽力。東門・南門・鐘楼などを建立。
鎌倉時代中期 興福寺領南都七郷の新薬師寺郷となる。
1602 (慶長7)年 徳川家康、新薬師寺に百石の寺領を安堵する。
将軍綱吉の母桂昌院の尽力で、本尊薬師如来像、十二神将像の修理を行う。
1908 (明治41)年 現奈良教育大学構内が陸軍歩兵53連隊の駐屯地となる。
終戦後 連隊跡は米軍に駐屯地として接収され、米軍キャンプ奈良C地区が置かれる。
1958(昭和33)年 奈良学芸大学(当時)が登大路町から移転。

位置写真

位置図

もっと詳しく知りたい方はこちら

展示品

創建期軒瓦、乾漆像表面破片、出土八角柱など



奈良教育大学教育資料館
〒630-8528 奈良市高畑町
TEL:0742-27-9297
E-mail:siryoukan

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