東光小学校 教員研修会(平成25年8月20日) 理数教育研究センター

理数教育研究センター

平成25年8月20日に京都府精華町立東光小学校の教員26名を対象とした教員研修会を実施しました。この研修会は、東光小学校との相互交流を目的としており、昨年12月に東光小学校で実施した出前授業に引き続いて開催しました。

研修会前半では、「望遠鏡」をテーマとした講義を行いました。理数教育研究センター長の松山教授が、レーザーポインタを用いて、レンズの光の屈折の演示実験などを行い、望遠鏡の原理について解説しました。続いて、片岡専任講師が、授業で活用可能な教材例として、手作り望遠鏡の作り方の紹介や、電子黒板を用いた天文シミュレーション教材の実演などを行いました。

研修会後半は、学内に設置されている天文台と走査型トンネル顕微鏡の施設見学を行いました。天文台では、和田教授が口径30センチメートルの大型望遠鏡を動作させ、太陽黒点を観測しました。また、常田准教授は走査型トンネル顕微鏡の動作原理を解説しました。

研修会終了後に実施したアンケートでは、「望遠鏡の仕組み、顕微鏡の仕組みが理解できた」「望遠鏡がとても大きく、実際に間近で見ることができ、また太陽の黒点が見ることができてよかった。」「望遠鏡や電子黒板など、理科で活用できればと思った」などの感想が寄せられました。 

今後も連携を推進し、魅力ある授業作り、教材作りを目指して、学校現場の先生方と大学教員が相互に意見交換できる、このような機会を設けていく予定です。

  

  

<参考>

新理数ニュース「京都府精華町立東光小学校での連携授業」