新理数プロジェクトでは、平成24年3月2日に曽爾中学校で「ウィンタースクール2012イン 曽爾」を開催しました。曽爾中学校において新理数1・2・3回生が協力して理科実験・数学実験を行いました。曽爾中学校の生徒に理科・数学を楽しく学んでもらえるよう工夫を凝らした実験で、充実した1日を過ごすことができました。
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開校式ではまず、曽爾中学校鈴木校長先生からお言葉を頂き、引き続き石田先生より挨拶がありました。その後、曽爾中学校生徒代表、新理数2回生代表の挨拶の交換が行われました。
今回は、「ほねほねパズル」を使って、いろいろな動物の足の骨の違いや共通点を勉強しました。実際にブタの足の骨を組み立てる作業では、どうすれば上手く組み立てられるかみんなで意見を出し合いながら作業を進め、すべての班がバラバラだった骨をうまく組み立てることができました。骨を見ることで、それぞれの違いや共通性に気付き、なぜ骨に共通性があるのか考えることで、進化についても知ることができました。
部屋にタイルをしきつめるという活動を通じて、数学の論理の「逆」について学習してもらいました。授業ではタイルをしきつめられるかどうか様々な形の部屋を印字した紙で考えてもらい、定理を導出してその逆が成り立つかどうか考える活動をしました。いつも定理の逆が成り立つとは限らないことについては驚きを見せ、その証明である反例(部屋の形)を挙げる活動には積極的に解答が出来ていました。
私たちの班は生物分野の刺激と反応の授業を行いました。自分達の、刺激を受けてから反応するまでの時間を調べるために棒落としの実験を行ったり、最後にはみんなで手をつないで反応時間を測ったりと終始楽しい授業になりました。準備段階から、様々なことを想定するということがこれからの課題です。
私たちの班では、身の回りにある物のpHを測って酸性やアルカリ性の強い順に並べてもらうことで、酸性やアルカリ性の水溶液についての学習をしました。今回の授業では、酸性やアルカリ性にはイオンが関係していることにも触れること で、少し難しい内容にも踏み込んでみました。この授業を通して、身の回りにある物質にもっと興味を持ってもらえたら良いなあと思います。