新理数プロジェクトでは、平成21年3月9日に曽爾中学校で「ウィンタースクール2009イン 曽爾」を開催しました。曽爾中学校において新理数1回生・2回生が協力して理科実験・数学実験を行いました。曽爾中学校の生徒に理科・数学を楽しく学んでもらえるよう工夫を凝らした実験で、充実した1日を過ごすことができました。
開校式ではまず、曽爾中学校廣瀬校長先生からお言葉を頂き、引き続き松山センター長より挨拶がありました。その後、曽爾中学校生徒代表、新理数2回生代表の挨拶の交換が行われました。
普段はイメージすることしかできない立体の断面図を、発泡スチロールでできた立体を切ることによって実際に見る活動をしました。立体を切る前にイメージしていた断面図が実際に出てきたり、出てこなかったりして、イメージと現実のギャップを感じたり、新しい断面図を発見すべく、発泡スチロールをひたすら切り楽しく活動しました。
苦手な人が多い圧力の実験をしました。真空容器を用いて気圧を下げることで、マシュマロや風船が膨らむ実験や、お湯が100℃ではないのに沸騰する実験を行いました。参加者は驚きを感じるとともに、しっかりその原理を考えようとしていました。
『炭素マイク』を作りました。主な材料は鉛筆の芯、リード線、電池です。簡単な材料でマイクを作ることで、マイクを通してなぜ音が聞こえるのか、マイクとはどのような仕組みでできているかを学びました。また、音が聞こえるための耳の仕組みや音が大きく聞こえたり・小さく聞こえたりする理由についても、ワークシートを用いて勉強しました。
発熱反応に結びつけながらカイロを題材に使った授業の展開を図りました。白い袋に入ったカイロ・・・その中身を初めて目にしたであろう生徒は意外にもたくさんいました。カイロの作製においては、少々手こずる場面もあったものの、一生懸命ふっている姿がとても印象的でした。そんな曽爾の生徒達はきっと体も頭もほっかほかになってくれたはずです。