サマースクール2009イン曽爾 理数教育研究センター

理数教育研究センター

サマースクール2009イン曽爾

新理数プロジェクトでは、曽爾村との連携協力事業の一環として8月23日から26日までの4日間「サマースクール2009 イン 曽爾」を開催しました。曽爾小学校、曽爾中学校をフィールドとしてプログラム履修学生(新理数2回生)とプロジェクト教員が3泊4日の合宿を行い、優れた教育実践力の育成を目指した活動を行いました。サマースクールでは、中学生への学力向上支援、小学生・中学生への学生企画による理科・数学(算数)実験、プロジェクト教員による小学生・中学生への講義・実験を行いました。素晴らしい曽爾の自然環境の中で、共に思いっきり学びました。

過去のサマースクール イン 曽爾


保護者説明会 8月23(日)

曽爾小学校、曽爾中学校及び奈良教育大学の合同で、サマースクールに参加する生徒の保護者への説明会を行い、プロジェクト代表、プロジェクト教員がサマースクールの目的・内容を説明しました。質疑・応答では、保護者から前向きな要望や今後参考となる様々な意見を頂きました。引き続き交流会を行い、新理数生が保護者と直接面談するという貴重な体験をしました。

    

教員によるオープニングレクチャー

プロジェクト教員が中学生・小学生・保護者・教職員を対象に講義・実験を行いました。

講演:目で見える光、見えない光

講師:奈良教育大学 松村佳子
「光があることはどうやったら確かめることができるでしょうか?」「光がなくなると、私たちにとってどんな困ることが起こるでしょうか?」「光はどんな働きをするのでしょうか?」など、みんなで考えました。そして、光の性質の1つ(回折)を使って、室内で虹をみることができる器具を作り、光のショーを楽しみした。

    

学力向上支援 8月24日(月)・25日(火)・26日(水)

最初は、生徒も新理数生も少し緊張気味でしたが、たちまち仲良しになりました。マンツーマン対応で、学ぶこと・教えることの楽しさ・難しさを体験しました。

    

遊びの時間

新理数生と小学生が遊びを通じてスキンシップを深めました。

    

天体観望会8月24日(月)

24日の夜、曽爾中学校のグラウンドで天体観望会を行いました。とても良い天気で少々肌寒いくらいでしたが、日没後に沈みゆく月、アンタレス(さそり座)、ベガ(こと座)、アルビレオ(はくちょう座)といった夏を代表する一等星や二重星、昇り始めた木星などを望遠鏡二台で眺めました。木星表面の縞模様やドーナツ状星雲M57(こと座)も見えました。天の川は雲のようにはっきり見え、流星が流れた時には大きな歓声が上がりました。