ウィンタースクール2017イン曽爾 理数教育研究センター

理数教育研究センター

ウィンタースクール2017イン曽爾

奈良教育大学理数教育研究センターでは、平成29年2月28日に曽爾中学校で「ウィンタースクール2017 イン 曽爾」を開催しました。曽爾中学校の生徒に理科・数学を楽しく学んでもらえるよう、新理数1・2・3 回生が協力して工夫を凝らした理科実験・数学実験を行いました。また、新理数3・4回生、院生が、身近な材料を用いてイベントを行いました。

過去のウィンタースクール イン 曽爾

開校式

開校式ではまず、曽爾中学校山邊校長先生からお言葉を頂き、引き続き和田センター長より挨拶がありました。その後、曽爾中学校生徒代表、新理数2回生代表の挨拶の交換が行われました。

  

  

理数ブース

『浮いたり沈んだり・・・浮沈子の秘密』

私たちのブースでは、浮沈子が浮いたり沈んだりする秘密についての授業を行いました。具体的には、パスカルの原理とアルキメデスの原理から成り立っていることをクイズや実験をしながら解明していきました。実験をしていく中で、「次はこうだろう」と予想を立てながら実験を進めている様子がとても印象的でした。

  

  

『あなたもきっと騙される!!~ヤギと車~』

私たちのブースでは、3つの選択肢の中から1つ当たりだと思うものを選ぶ、けれど主催者が選ばれなかったカードの内、はずれのカードを教えてくれる。選んだカ ードを変えるべきか変えないべきか、どちらの方が当たる確率が高いのだろう。ということを実験を通して考える授業でした。生徒同士で班になって実験を行いながら、どうして当たる確率が違うのかを話し合っていました。確率が変わる理由を説明したあとに「そうだったのか」「すごい」などの声があがりました。本授業を通して数学、確率への興味をよりもってもらえればと思います。

  

  

『メビウスの輪のひみつ』

私たちの班では、メビウスの輪の授業を行いました。はじめにメビウスの輪を見たり、実際にメビウスの輪の上を歩いたりして、メビウスの輪について知った後、メビウスの輪を切るとどうなるかを考えました。生徒たちは、実際にメビウスの輪を手に取り、一生懸命考えていました。授業の中で、もっと切ったらどうなるんだろうという新しい疑問を持っている生徒もいました。本授業で、探求する楽しさを味わってもらえたと思います。

  

  

全体ブース

理科/数学 有志学生が全員を対象に実施しました。

講演:『時間を測ろう』

全体ブースでは「1分間を測る時計作り」を行いました。この活動では身近にある素材を用いて、自由な発想で1分間を測ることのできる時計の製作を行いました。 生徒からは水時計や砂時計、入浴剤が溶ける現象を用いた時計が提案されました。 30分間という短い時間でしたが、その間に「どのような時計を作るのか」「どうすればより正確に測ることができるのか」など、試行錯誤して時計を作り上げる生徒の姿を見ることができました。

  

  

閉校式

閉校式では曽爾中学校山邊校長先生よりお言葉を頂き、引き続き今回のウィンタースクールの陣頭指揮をとった片岡先生より挨拶がありました。その後、曽爾中学校生徒代表、新理数2回生代表の挨拶の交換が行われました。