奈良教育大学理数教育研究センターでは、平成25年8月28日から31日までの4日間、県下山村部にある曽爾小中学校で「サマースクール 2013イン 曽爾」を開催しました。
このサマースクールは、曽爾村との包括連携協力協定に基づいて行われたもので、本学が推進する、優れた教育実践力を持つ理数科に強い教員の養成を目的とした理数教育プログラムに参加する学生や教員が、理科・数学(算数)実験を中心とした特別授業を行いました。小中学校では普段できない実験などを目の当たりにした児童・生徒は、驚きと感動を胸に授業に取り組んでいました。
また、曽爾中学校教員による指導の下での、本学学生による中学生への学力向上支援活動を実施しました。さらに本学家庭科の有志教員・学生も参加し、家庭科の特徴を生かして将来の地域の食活動の布石となる取組も行われました。加えて、今回は御杖小学校・中学校からも一部参加の試みが行われました。曽爾・御杖両村の児童・生徒の勉学を通した交流の場となりました。 これらは、奈良教育大学及び曽爾村双方における教育・研究の充実につながる有意義な取組であり、連携協力事業として大きな成果をあげるものとなりました。