奈良教育大学理数教育研究センターでは、8月26日から29日までの4日間、県下山村部にある曽爾小中学校で「サマースクール 2012イン 曽爾」を開催しました。
このサマースクールは、曽爾村との包括連携協力協定に基づいて行われたもので、本学が推進する、優れた教育実践力を持つ理数科に強い教員の養成を目的とした理数教育プログラムに参加する学生や教員が、理科・数学(算数)実験を中心とした特別授業を行いました。小中学校では普段できない実験などを目の当たりにした児童・生徒は、驚きと感動を胸に授業に取り組んでいました。
また、曽爾中学校教員による指導の下での、本学学生による中学生への学力向上支援活動や、保護者との懇談会、親子で体験する実験なども実施しました。本学長友恒人学長、鷲山恭彦理事(大学評価・学位授与機構客員教授)も一部に特別参加。さらに今回は、新たに本学家庭科の教員・学生も参加し、家庭科の特徴を生かして地産地消、災害時炊き出しといった将来の地域の食活動の布石となる取組も行われました。
これらは、奈良教育大学及び曽爾村双方における教育・研究の充実につながる有意義な取組であり、連携協力事業として大きな成果をあげるものとなりました。