奈良高校SSP理科 奈良教育大学での実験研修(平成29年6月21日) 理数教育研究センター

理数教育研究センター

平成29年6月21日(水)に奈良高校SSH関連の実験授業として、「SSP理科 奈良教育大学での実験研修への参加」を奈良高校SSP理科の生徒6名を対象に、石田正樹教授が実施しました。この研修では、最初にゾウリムシに関する基礎知識として、収縮胞による浸透圧調節や食胞形成の機構、様々な走性などに関して授業を1時間30分程行い、生徒からの質問に答えた後、生徒6人のチームでどの様な研究ができるかその可能性について議論しました。議論においては、奈良高側の発案により「音刺激に対するゾウリムシ行動の変化」を調べる課題が設定されました。また、音を刺激として用いる場合の装置として、音源の振動型スピーカーや、外界からの振動を排除するための除振装置、刺激の指向性をどの様に出すか、どの様に観察するか、さらにはゾウリムシの飼育計画などの複数の議論が行われました。参加した生徒たちは、活発な質問や議論が行える積極性の高い生徒たちであり、授業終了後に実験室を見学しつつ、今後の実験を楽しみにしている様子でした。