サイエンス・スクールin五條(平成30年8 月3 日、6日) 理数教育研究センター

理数教育研究センター

8月3日(金)、6 日(月)の予定で、奈良県五條市教育委員会との連携のもと、五條中学校を会場とした「第3回サイエンス・スクールin 五條」を開催しました。
この活動は、理科や数学(算数)の専門家による様々な実験・演習や体験活動を通し、児童・生徒の理科や数学(算数)に関する興味・関心を高める事や現職教員の方々の参加によって普段の学校での実験授業の参考にしてもらい、授業力の向上を図ることを目的としています。会場の五條中学校の教室、グラウンド、プールでは、子供たちの真剣なまなざしと歓声に包まれました。 8月3日、6日ともに気温が35℃を超える猛暑となり、熱中症等が心配されましたが、無事、終了することが出来ました。
両日ともに、サイエンス・スクール終了後に、五條市内の小・中学校の先生方、教育委員会の方々、本学教員とサポート学生との座談会を開催し、今回のサイエンス・スクールの良かった点や改善点などを話し合いました。また、理科の授業における課題や工夫など教育現場の実態に即した貴重なアドバイスを頂き、参加学生も将来教員になったときに大いに役に立つものであったと思います。全体を通じて本学の学生たちもサポーターとして参加し、実験助手を務めたり、子供たちへの支援を行ったり、議論に参加したりと活躍しました。

  

  

  

題目:水環境調査機器を使ってみよう!
講師:藤井智康教授
川、湖、海の環境調査が実際にどのような機器を用いて調査を行っているかを知ってもらうために、サイエンス・スクールでは、実際に使用しているいろいろな観測機器を使ってみることやパックテストを使って、身近な水の水質を分析しました。見て・触れて・体験して水環境について考えました。

  

  

題目:作って飛ばそう!ペットボトルロケット!
講師:松山豊樹教授
ペットボトルロケットはどうして飛ぶのだろう?理科実験用の力学台車を使った実験で、そのしくみをいっしょに考えてみました。そして、一人一人が自分のペットボトルロケットを作り、炎天下のグラウンドで熱中症に気を付けながら元気よく飛ばしました。よく飛んだかな?結構、奥が深いぞ!ペットボトルロケット!

  

  

題目:スライムって何?
講師:常田琢准教授
手作りスライムはみんな大好きなおもちゃです。作り方は、洗濯のり(PVAのり)とホウ砂の水溶液を混ぜるだけ。でも、混ぜたら何が起きたのでしょうか? 水が固まるのは、氷になるのと同じこと? スライムは液体、それとも固体? 色々な実験で性質を調べて、分かったことをオリジナルのスライム作りに活かしました。

  

  

題目:万華鏡で遊ぼう!!
講師:釣井達也特任准教授
万華鏡は鏡の反射を利用して、きれいな模様を描く玩具です。鏡の形を変えることにより、いろいろな模様が現れます。本講座では、実際に様々な万華鏡を工作し、その模様を観察することで、そこに潜んでいる算数・数学について考察を行いました。