10月3日(水)に奈良教育大学地学実験室にて、サマースクール2018イン曽爾のDCV発表会を行いました。曽爾で行った科学・数学実験について、成果を発表しました。今後の反省点・感想などさまざまな意見交換をし、ウィンタースクール2019イン曽爾に向けて役立つ貴重な経験をしました。
確率について授業をしました。教科書を使った授業ではなく、実際にサイコロを用意し、自分たちで考えたゲームをしながらの授業になりました。座学中心の授業ではなく、ゲームを中心に、実演しながらのの授業になったと思います。ゲームを中心に授業をする事で、一年生から三年生までの合同クラスでも、楽しんで授業をすることができました。
私たちは垂直二等分線、垂線、角の二等分線の作図をコンパスと定規を使って作図することに加えて発展的に折り紙の折り目でも作図することを行いました。最後には、実際に好きに折った折り紙の折り目の線をコンパスで作図してみました。またコンパスでは作図できない不可能作図を折り紙では折れることを紹介しました。
私たちは気圧と沸点の関係について授業をしました。最初に気圧についてマグデブルク半球や真空ポンプを用いた実験やスライドを通して説明し、次に沸騰や気圧と沸点の関係についてスライドで説明して、気圧が下がると水の沸点が下がるかどうかを実際に確かめてもらう実験をしました。また、気圧と沸点の関係を利用したもの(圧力鍋など)についての説明もしました。水を沸騰させる実験では約80℃の水を沸騰させることができて驚きの声も上がっており、生徒の「水は100℃で沸騰するもの」という固定観念を取り除けたと思います。
私たちの授業では、花火には炎色反応という化学反応が用いられているということや炎色反応そのものについて知ってもらいました。最後には生徒たち自身に花火を作成してもらいました。本授業では中学校では学習しない内容も多く含んでおり、生徒たち主体で授業を進めていくことが大変難しかったです。しかし、生徒たちに一番伝えたいことを意識して授業をしたために、生徒たちも理解を深められたようで良かったです。
私たちの班は、汚れた10円玉を酸性・アルカリ性の性質に注目して、きれいにしよう!という実験を行いました。まだ酸性・アルカリ性の性質について詳しく知らない子どもたちにも、どんな結果になるのか予想して、実際に実験して検証する大切さ、楽しさを知ってもらえるような授業内容にしました。