「サマースクール2022イン曽爾」DCV発表会 理数教育研究センター

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「サマースクール2022イン曽爾」DCV発表会

9月29日(木)に奈良教育大学物理学実験室にて、サマースクール2022イン曽爾のDCV発表会を行いました。曽爾で行った科学・数学実験について、成果を発表しました。今後の反省点・感想などさまざまな意見交換をし、ウィンタースクール2023イン曽爾に向けて役立つ貴重な経験をしました。

The power of air

この授業では、空気に力が存在することを3つの実験を通して実感してもらいました。その上で空気の力の大きさは空気の濃さにより変わることを最初の実験で学習し、残りの2つの実験で空気の濃さを用いて生徒に予想させ空気の力を実感してもらい、空気の力は実際は見えないけど空き缶を潰すぐらい大きいと実感できたと思います。

反省・感想

  • 児童の発言を上手く拾えなかった。
  • 状態変化の説明と空気と水蒸気の違いの説明が難しく伝わりにくかった。
  • 小学生にもう少しわかりやすい言葉を使うべきだった。
  • 子供たちの反応に対応しながら授業展開できるようになることが大切だと感じました。

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マサイ族の目のよさはどれくらい?

私たちはマサイ族の視力が何がどのくらいの距離から見ることができるのかを考える授業を行いました。視力検査表のランドルト環を用い、比例・反比例の関係を導き出すことで、ランドルト環の大きさの関係を考えていきました。最後に運動場に行ってマサイ族の視力を実感してもらいました。身近にある数学を生徒たちに実感してもらえたと思います!

反省・感想

  • 実際に考えていた時間を大幅に超えてしまった。
  • 生徒自身でできそうな計算にも関与したことで生徒が自力でできなかった。

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化学反応で鏡をつくってみよう

今回は鏡を作る銀鏡反応の実験を通して酸化還元反応についての授業・実験をしました。授業の中では、イオンや電子など、少し難易度の高い理論についてイメージ図などを取り入れなるべく丁寧に説明しました。実験は、多くの生徒が成功し鏡ができる様子やその他の化学反応にも興味関心を示してもらうことができました!

反省・感想

  • 実際に鏡ができる様子を生徒たち自身で観察することができた。
  • 実験自体は成功したが、扱った題材が難しく、理論まで理解してもらうことができなかった。
  • 実験の準備に少し不備があり、あと片づけがとても大変になってしまった。

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名探偵になろう!

私たちは仮定を使って推理算を解くというテーマで授業を行いました。 はじめに、仮定の立て方や背理法について簡単な例や問題を用いて説明しました。 その後、用意した2つの問題の解き方についてそれぞれ考え、話し合ってもらいました。 最後に、解答と考え方についての解説を行いました。

反省・感想

  • 「難しかったが楽しかった」という反応が多く、難易度設定の参考になった。
  • 分からない子に対して分かりやすい説明をすることができなかった。特に個別対応よりもグループ単位への対応が難しかった。
  • 時間設定が予定通りにいかず、大幅に時間を超過してしまった。

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