「理数科教育プログラム」で国際交流事業(平成22年6月7日) 理数教育研究センター

理数教育研究センター

6月4日・7日の2日間、奈良教育大学理数教育研究センターで、理数科教育プログラムに参加する学生らが中心に、ケンタッキー州大学連合の所属教員、学生ら総勢25名を招いて学生交流会を実施した。これは、平成20年度から3年間、文部科学省からの支援をうけて行っている「地域の学校園及び保護者と取り組む新理数科教育システムの開発」(略称:新理数)において、従来実施してきた「教員養成と教育現場とをリンクさせた教育プログラム」に、地域パートナーシップを組み入れて更に発展させ、深化・体系化を図った理数科教育プログラムの一環として行ったもの。松山豊樹理数教育研究センター長によれば、「外国人学生との交流を通じて、学生が日本の文化や大学での学びを伝えることの難しさや面白さを実践的に体感することは、教員養成において重視される実践力のみならず、コミュニケーション力、国際感覚を養うことができる貴重な機会。学内外で多くの仲間と交流の輪を広げることは、必ず将来の財産になる。またチャンスがあれば積極的にプログラムに組み込みたい。」とのこと。大学のグローバル化の流れは加速しており、学生交流を通じて、教員養成に根ざした大学全体の国際化の発展を期待している。