理数教育研究センターは、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、奈良女子大学との共催で、高校生を対象とした素粒子サイエンスキャンプ「Belle Plus(ベルプリュス)」を開催しました。このキャンプは、KEKのBelle実験で実際に行われている最先端の研究活動を高校生に体験してもらうことを目的としています。5回目の開催となる今回のキャンプでは、北は青森から南は沖縄まで、全国から集まった高校生22名がKEKで3日間を過ごしました。
キャンプでは、Belle実験で使用されている粒子測定器や実験データなどを活用した実習として、以下の4つの課題を実施しました。
キャンプでは実習を行うだけでなく、実習結果をまとめて考察を加え、それらを聴衆の前で発表する時間を設けています。
この他にも、素粒子入門講義や施設見学、放射線をテーマとしたサイエンスカフェや懇親会を実施しました。
本センターの片岡佐知子専任講師は、実行委員長としてキャンプを運営するとともに、実習の指導にあたりました。
本センターの協力研究員1名と学生4名もTAとして参加し、高校生を指導しました。また、懇親会では、クイズ大会を企画し、参加者同士の交流を盛り上げました。
集合写真
「Belleの実験データの中から粒子を探索する研究」の課題実習の様子
実習の指導にあたる本学のTA
懇親会の様子。クイズ大会の企画・進行は本学TAが務めた。
<参考>
Belle Plus (ベルプリュス)
Belle実験グループ
Belle II 実験グループ
高エネルギー加速器研究機構