専門職学位課程(現職教員派遣)令和8年4月入学【教職開発専攻 インクルーシブ教育領域】 - 奈良教育大学

専門職学位課程(現職教員派遣)令和8年4月入学【教職開発専攻 インクルーシブ教育領域】 奈良教育大学

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専門職学位課程(現職教員派遣)令和8年4月入学【教職開発専攻】

※所属および記事の内容は、作成当時(令和8年度)のものです。

【大学院進学のきっかけ】

 私が進学を決意したのは、現場での経験から「子どもの発達段階」をより深く理解し、一人ひとりの可能性を引き出す指導へとつなげたいと考えたからです。

 私はこれまで、特別支援学校での教育実践や、小・中学校への相談業務に携わってきました。その中で、個々の実態に合わせた「自立活動」の重要性を痛感する一方で、指導目標や内容設定までの手続きの複雑さや知識不足から、自身も含め、現場の教員が指導力の向上に悩んでいる現状を目の当たりにしてきました。

 何より私自身、支援や指導の場において、「目の前の子どもの発達段階を正しく捉えられているのだろうか」という課題感があり、発達理論に対する知識の必要性を感じていました。働きながら独学で学んではいたものの、多忙な業務の中で、深く研究を続けることへの難しさも痛感していました。そのため、一度現場を離れて十分な時間を確保し、学び直したいと考え、進学を決めました。

【大学院での学びとその魅力】

 現在は、日々の講義を通して、さまざまな角度から多くの学びを得ることができています。特別支援に関わる授業では、具体的な事例をあげていただいたり、貴重な資料を提示していただいたりする中で、今までの自身の指導実践を振り返り、新しい気づきを得ることも多く、「自分が大学院で学びたかった内容」がここにあります。ずっと学びたかった「発達検査」や「発達段階」に関する講義やゼミ、その他インクルーシブ教育について、これまでは詳しく知り得なかった内容が学べ、毎回90分が本当にあっという間です。ここで得た知識は私にとって大切な財産です。現職の頃にはなかなか進まなかった読書も、今は新聞や本、論文をじっくりと読み込む時間が得られ、さらに学びたいという意欲に繋がっています。

 また、児童生徒の心理、学校組織マネジメント、学校臨床、生徒指導関連の講義等では、事前に本や論文の内容をまとめて、それを発表し、ストレートの院生さんや、様々な校種の現職教員の院生たちとテーマに沿ったディスカッションを行っています。そこでは新たな気づきをたくさんもらうことができ、自分の研究内容に対しても、違う視点から考えられる深い刺激となっています。インプットとアウトプットの大切さを、日々身に染みて感じています。

 また、この大学院の魅力は「仲間の存在」にもあります。4月の初め、現職教員の院生だけが集まる「集中講義」があり、そこでの濃密な3日間があったからこそ、院生同士の距離がグッと縮まり、強い団結力が生まれました。周りはみんな、学びに貪欲な人ばかりです。空き時間には、デジタル系の講義をきっかけにICTが得意な仲間からAIの活用法を教えてもらったり、資格や教育関係の情報交換をしたりする機会も多くあり、この素晴らしい方々に私の大学院生活が支えられているのだとも感じています。

 今後の目標として、「自立活動のチェックリスト」を作り、実際の学校現場で実用的に使えるものにしていきたいと考えています。さらに、ここで得た発達理論や心理学の知識をもとに教育実践に役立て、子どもたちの笑顔に会えるのを楽しみに、知識を蓄えていきたいです。

【これから大学院を目指す方へのメッセージ】

 本大学院は、ストレートの院生さんと現職教員が、それぞれの視点から意見を交わし合える環境です。私自身、日々の指導の中で思うようにいかないことや不安を抱えることもありましたが、一度現場を離れてじっくりと研究に没頭し、これまでの教育実践を見つめ直すことは、非常に貴重な時間になると感じています。ここで学ぶ知識や経験を今後の指導に活かしていく道筋も含め、皆様の進学の参考になれば幸いです。