1 他人に変えられるのではなく、自ら変わるために
教育は子どもの人生に深く関わる営みです。子どもを変えるには、自らを変えなければなりません。そのための知識やスキル(技能)は、教育史や教育基礎(教育原理)の知見に基づいてこそ生きて働くものとなります。
教育は子どもの人生に深く関わる営みです。子どもを変えるには、自らを変えなければなりません。そのための知識やスキル(技能)は、教育史や教育基礎(教育原理)の知見に基づいてこそ生きて働くものとなります。
教育は、地域や学校に根ざして個別具体的に営まれています。同時に、教育は社会と結び付き、グローバルに動いています。教育社会学やカリキュラム論・教育方法学の観点を通して、客観的かつ自省的に子どもの実態や教育課題を捉えるとともに、具体的な教育実践の方法論を身につけます。
教育は真空の中で行われるものではなく、教師の実践は教育システムと地域社会の現実の中で行われるものです。教育経営学や生涯学習論(社会教育学)を通して教育が受けている社会的制約を踏まえつつ、それを乗り越える知恵を修得します。
子どもの発達と教育の関係や、国家・社会と教育の関係を踏まえ、それらの知見を教育の目標・内容・方法に生かせるような教育実践のあり方を科学的に探求し、学びます。
MON | TUE | WED | THU | FRI | 集中講義 | |
1・2時限 | 教育哲学・思想演習 | 教育史特講 | 教育実習・事前指導 | 重複障害教育の理論と実際 | ||
3・4時限 | 初等教科実践指導 | 教育実習・事前指導 | 生涯教育演習 | 視覚障害児の教育I | ||
5・6時限 |
保育内容の指導法(言葉) |
発達障害の理解と対応 | 教育課程演習 | |||
7・8時限 | 教育方法学演習 | |||||
9・10時限 | 教育人権アプローチ特講 |
3回生前期の一例
文献の講読や実践例の分析を通して、カリキュラムの基礎理論とその具体例を学びます。
教室環境整備と授業研究に関する演習を通して、教育実践に関する実践的知識と方法を学びます。
地域学習を事例に教育の歴史を学び、奈良の豊かな文化財を用いた授業づくりとフィールドワークに取り組んで、理論と実践の往還を考えます。
小中学校の修学旅行を思い出してみると、行先はなぜあの場所だったのか、そもそも修学旅行は必要なのか、少し疑問が湧いてきませんか。実は修学旅行に限っても、修学旅行の歴史、地域社会、カリキュラム、学級経営など、教育学の領域が複雑に絡み合っていて、そこには教師の意図が散りばめられています。教育学専修では、少人数制のもとであらゆる領域について広く深く学び経験し、様々な疑問を解決するための糸口を見つけ、自ら探究することができます。
また副免許や資格の同時取得を目指すことで、教科等の専門性も高められます。私は幼稚園・特別支援学校の免許、司書教諭の資格の取得も目指し、ボランティアと両立させて充実した毎日を送っています。
これらのことに少しでもビビッときたら、ぜひ教育学専修へ!!
教育史特講・演習/教育哲学・思想特講・演習/教育社会学特講・演習/教育経営学特講・演習/教育方法学特講・演習/教育課程特講・演習/生涯教育計画特講I/生涯教育演習/教育人権アプローチ特講・演習/生涯教育史特講/校外学習指導特講/生涯教育政策特講
小学校教諭一種 等
本専修の卒業生の多数が、学校の先生になっています。主に、小学校の教員ですが、中学校、高等学校や特別支援学校の教員になる人もいます。
分野 | 職名 | 氏名 | 研究題目 |
---|---|---|---|
教育学専修 | |||
教育学・教育史 | 教授 | 板橋 孝幸 | 近・現代における地域教育運動の研究 |
生涯学習 | 教授 | 片岡 弘勝 | 地域生涯学習論研究、社会教育の原理的歴史的研究 |
教授 | 赤沢 早人 | 教育方法学、教育課程論 | |
教育課程・教育方法 | 教授 | 橋崎 頼子 | 市民性教育のカリキュラム構成原理に関する研究 |
教育社会学 | 准教授 | 粕谷 圭佑 | 子どもの社会化、教育場面の相互行為に関する研究 |
特任教授 | 生田 周二 | 人権教育、子ども・若者支援の社会教育的研究 | |
教育哲学・思想 | 特任講師 | 浅井 健介 | W・ベンヤミンの思想を手がかりとした教育思想研究 |