奈良教育大学と奈良女子大学は、今後の法人統合に向け、今年度初めて両大学生が共に学ぶ授業として、教養科目「奈良と教育-ここはどこ?私は誰?-」を開設・実施しました。この科目は、両大学教員やゲストティーチャーによる講義を中心に、教育の視点から奈良の本質に協働的に迫るもので、46名の両大学生が受講しています。
最終回である今回の授業では、両大学が連携協定を結ぶ奈良文化財研究所を訪れ、同研究所の渡辺晃宏副所長より、「特別史跡・世界遺産平城宮跡の発掘調査-その成果と課題-」についての講義を受けました。その後、実際に平城宮跡と発掘現場を見学するなど、奈良の地でこそ学ぶことのできる貴重な経験となり、両大学生は熱心に説明に聞き入っていました。