奈良教育大学附属小学校において発生した、いじめ重大事態案件について、ここにご報告申し上げます。
1.経緯
令和5年度、本校第4学年に在籍していた児童が、その前年度からいじめを受け、令和5年度第1学期において相当の期間の欠席や転校を余儀なくされました。
学長は、校長よりこの報告を受け(令和5年8月31日)、直ちに、いじめ防止対策推進法に基づき、事実調査と再発防止策の検討を目的とする調査委員会を設置しました。その後、弁護士を委員長とする本調査委員会によって調査等が行われ、調査の結果、当該児童が心身の苦痛を感じた行為は、「いじめ」であるとして認定され、令和6年3月19日、「調査報告書」と「概要版」(個人情報や個人が特定される恐れがない報告書)が、学長に提出されました。また、「調査報告書」等に対する保護者からの「所見」も提出されました。
2.お詫びと今後の対応
本事案により、当該児童及び保護者の方を深く傷つけてしまったことに対し、心より深くお詫び申し上げます。また、「概要版」と「所見」及び「今後の対応計画」をここに公表するとともに、事実の全てを厳粛に受けとめ、今後、二度とこのような事案が発生することのないよう、本校を含む附属学校園、本学及び奈良国立大学機構が一丸となって取り組んでまいります。
令和6年4月9日
奈良国立大学機構 奈良教育大学
学長 宮下 俊也
【関係資料】
・概要版:国立大学法人奈良国立大学機構奈良教育大学附属小学校におけるいじめ重大事態に関する調査報告書(概要版)
・今後の対応計画:いじめ防止等に係る指示書