6月5日、体育会所属団体の学生を対象に熱中症対策研修会を開催しました。
本研修会は、課外活動中の熱中症による事故防止を目的としており、昨年度に引き続いての実施となりました。研修会は、長年スポーツ現場で医師として携わってきた保健体育講座の笠次(かさなみ)教授が講師を担当して、講義、EAP(緊急時対応計画)作成、想定訓練の3つが行われました。参加した約40名の学生達は、まず講義で熱中症に関する予防及び初期対応について学び、次に構内の冷却用資機材がある箇所を明記した地図を元に、資機材の位置と搬送時の救急車誘導動線を現場で確認し、所属団体ごとに熱中症対策用のEAPの作成を行いました。最後の想定訓練では、重症例発生時の搬送ならびにアイスタオル法を実施しました。
参加学生にとって、今回の研修会を通して得た経験は、課外活動にとどまらず、将来、教員として子どもたちの安全を守る立場になるうえでも非常に有意義なものとなりました。