[准教授]林 喜子 (HAYASHI Nobuko)

大学紹介
職名・氏名 [准教授] 林 喜子 (HAYASHI Nobuko) 
          [准教授]林 喜子
          (HAYASHI Nobuko)
連絡先 TEL:0742-27-9264
MAIL:hayashi.nobuko.dn
最終学歴 名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程教育科学専攻修了(2023年度)
博士(教育学)
所属 教職開発講座
専門分野 教育学、特別支援教育、日本教育史
主な担当授業
  • インクルーシブ教育原論
  • 障害児教育の歴史
  • 特別支援教育原論
主な業績
  • 林喜子「一九〇七年文部省訓令第六号による特別学級設置奨励の意義」日本教育史研究会『日本教育史研究』第41号、2022年8月、1〜27頁。
  • 林喜子・加藤真生・伴野文亮・後藤篤・板橋孝幸「「学校の福祉的機能」の形成過程に関する基礎的研究-1900年代の奈良県師範学校附属小学校を事例として-」奈良教育大学次世代教員養成センター『次世代教員養成センター研究紀要』第8号、2022年3月、103〜112頁。
  • 林喜子「愛知県特殊教育研究協議会『昭和40年 特殊学級担任夏期合宿研修会報告書』の検討─「精神薄弱特殊学級」の課題と対応案をめぐって─」障害児教育史研究会『障害児教育史研究─史料と論究』第3号、2021年10月、87〜102頁。
  • 林喜子「奈良県女子師範学校附属小学校における児童受入方式の展開」全国地方教育史学会『地方教育史研究』第41号、2020年5月、21〜40頁。
  • 林喜子「奈良女子高等師範学校附属実科高等女学校の開校 : 附属小学校および奈良市立学校の再編に着目して」名古屋大学大学院教育発達科学研究科『名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要(教育科学)』第66巻第2号、2020年3月、127〜137頁。
  • 林喜子「奈良女子高等師範学校附属小学校における「特別学級」の成立」教育史学会『日本の教育史学』第62集、2019年10月、20〜32頁。
  • 林喜子「明治期の奈良県教育会による盲啞教育施設の創設建議」障害児教育史研究会『障害児教育史研究─史料と論究』第2号、2019年10月、55〜71頁。
  • 吉川卓治・阿部貴哉・藤井利紀・柘植宗樹・林喜子「名古屋医科大学の学生と教員の意識 : 名古屋医科大学鶴天学友会学生部会編集・発行『名大』の検討を通して」『名古屋大学大学文書資料室紀要』第27号、2019年3月、1〜89頁。
  • 林喜子・玉村公二彦「斎藤千栄治の「劣等児」「低能児」「精神薄弱児」観の検討 : 「奈良女子高等師範学校在職中の手記」(大正初期)及び雑誌『小学校』掲載記事を中心に」奈良教育大学次世代教員養成センター『次世代教員養成センター研究紀要』第3号、2017年3月、41〜49頁。
研究と教育について
  • これまで、明治〜大正期の小学校に設置された特別学級に着目して研究してきました。教師が子どもとの関係のなかでどのような実践を展開したのかだけではなく、その実践を枠付けていた条件──例えばその学校が置かれていた地域的な条件、教員の数や教室の数など財政と結びついた条件、教員が読んだ本や参加した講習会など教員の情報摂取にかかわる条件など──に注目することで、個別の実践をより広い文脈のなかで捉えたいと考えています。また、戦後の日本で養護学校や特殊学級、さらには特別支援学校や特別支援学級がどのように成立・展開したかについての地域史的研究にも取り組んでいます。
  • 社会の変化とともに「障害」の定義や捉え方が変化してきたように、私たちをとりまく「常識」は変化していきます。その変化を、すべての人びとにとってよりよいものにしたいと願うとき、「そもそもなぜ現在の常識がつくられたのか?どうやって常識になったのか?」を問い、過去の経緯を明らかにしておく必要があるのではないでしょうか。障害児教育の歴史や思想、原理を学ぶことで、現在の「常識」を「正解」だと思わず、未来に向けて問い続ける力を育んでほしいと考えています。
研究シーズ 「特別」な学級・学校の歴史
所属学会
  • 教育史学会
  • 全国地方教育史学会
  • 日本特殊教育学会
社会的活動
  • 愛知県教育委員会 愛知県教育史執筆委員
カテゴリ   :   教職開発講座(教職大学院)
最終更新 : 2024-04-18 12:59